自動車保険の補償内容の選び方|おすすめのプランとは?

2018年10月24日

自動車保険は「対人賠償保険」「対物賠償保険」「人身傷害保険」「車両保険」など色々な補償を組み合わせた商品です。それぞれの補償は、どのような場面で必要となるのでしょうか?特に通販型の自動車保険に加入する場合には、ご自身で補償内容を選ぶため、各補償の内容を理解しておくことは重要です。

今回は、自動車保険の基本的な補償4つとおすすめの特約3つについて解説し、最後に、おすすめの補償内容プランをご紹介します。

自動車保険の補償内容選びの際に抑えておくべきポイントを知り、自動車保険を加入する際に役立てて頂ければと思います。

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1.対人賠償責任保険

対人賠償責任保険とは、契約の自動車を運転中の事故などにより、他人を死亡させたり、ケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合に、自賠責保険などで支払われるべき額を超える部分に対して、保険金額を限度に保険金が支払われる補償です。

対人賠償保険は対物賠償保険とともに自動車保険の補償の中で最も重要となる部分です。よって、補償内容の設定に誤りがあると、充分な補償が受けられないことになるので、自動車保険加入時には特に注意が必要です。

対人賠償責任保険のポイントは?
対人賠償責任保険のポイントは、自賠責保険との関係です。あくまでも対人賠償責任保険では、自賠責保険を超える部分を支払う補償なのため、自賠責保険の契約がないと、自賠責保険部分の補償は免責(保険金支払対象外)となります。
自賠責保険に加入していないと発生する4つの問題点
対人賠償保険とは?自賠責保険との違いは?

つまり、自動車保険(任意保険)に加入する場合でも自賠責保険への加入は必須です。

 

 

 

2.対物賠償責任保険

対物賠償責任保険とは、契約の自動車を運転中の事故などにより、他人の自動車や物を壊し、法律上の損害賠償責任を負った場合、保険金額を限度に保険金が支払われる補償です。

対物賠償責任保険のポイントは?
対物賠償責任保険のポイントは、補償額を「無制限」にすることです。対物賠償責任保険金額(補償額)を「無制限」から「1,000万円」などに下げても保険料はほとんど下がりません!
おすすめできない自動車保険を安くする方法(節約法)

尚、対物事故の賠償額が対物賠償責任保険の補償額を大きく上回るような場合、保険会社は、示談交渉もしてくれない可能性があります。

例えば、対人賠償責任保険の補償額が1,000万円で、1億円の損害が出るような対物事故を起こしてしまった場合、損害額と補償額の差額である9,000万円を自己負担で賠償するとともに、示談交渉も自分で行う必要があります。
対物賠償責任保険を無制限にしない3つの問題点
対物賠償保険の保険金額は「無制限」のみ?

示談交渉サービスとは?
示談交渉サービスとは、万が一契約者(被保険者)が法律上の損害賠償責任が発生する事故を起こした場合に、契約者(被保険者)に代わって保険会社が事故の過失割合等について相手方や相手方保険会社との示談交渉を代行するサービスです。

示談交渉サービスは、全ての保険で提供されているわけではなく、自動車保険や自転車保険、個人賠償責任特約等の一部の保険や特約にセットされているサービスです

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3.人身傷害保険

人身傷害保険とは、自動車事故により、記名被保険者およびその家族や被保険自動車(契約の車)に搭乗中の人が死傷した場合、その過失割合(責任割合)にかかわらず、被る損害の実際の損害額(治療費休業損害逸失利益、及び精神的損害等)に対して保険金が支払われる補償です。

人身傷害保険で支払われる保険金のイメージ図は、以下の通りです。
人身傷害保険の補償イメージ図

(セゾン自動車火災保険のHPより抜粋)

人身傷害保険のポイントは?
人身傷害保険の保険金額(補償額)は3,000万円で充分かをご検討ください。人身傷害保険の補償額(保険金額)を3,000万円から5,000万円などにアップしても保険料は大きく上がりません

また、生命保険や医療保険から保険金・給付金を受け取ると、人身傷害保険の保険金を受け取れないのではないかと思われている方がいますが、生命保険や医療保険から保険金・給付金の支払いがあっても、人身傷害保険の保険金が減額されることはありません
人身傷害保険の保険金額(補償額)は3,000万円で充分か?

尚、人身傷害保険とは、別に搭乗者傷害保険という補償もあります。よく、人身傷害保険と搭乗者傷害保険は何が違うのかというご質問を頂きます。

人身傷害保険は、損害(治療費、休業損害、逸失利益、及び精神的損害等)が実費で補償されます。

一方、搭乗者傷害保険は、あらかじめ決められた保険金額を支払う定額払いの補償です。死亡で1,000万円、障害等級14級で40万円などの定額払いです。いくら治療費を支払ったかや休業損害がいくら出たかなどは保険金支払額とは関係ありません。
対人賠償保険と人身傷害保険・搭乗者傷害保険の違いとは?

 

 

 

4.車両保険

車両保険とは、自分の車(契約の対象車両)の修理費を補償する保険です。車同士の事故や台風や大雨などの自然災害、いたずらによる車の損害に対して保険金が支払われます。

車両保険の保険料は高く、条件によっては、自動車保険保険料全体の半分ちかくを占めることもあります。免責金額(自己負担額)の設定や、補償内容を絞った「エコノミー型」を選択することによって、保険料を節約することも可能です。
車両保険を節約するための3つの方法
車両保険の保険金額(補償額)の設定方法や目安とは?
車両保険は必要?不要?保険料を安くする方法は?

車両保険が必要な方とは?
車両保険をセットすると保険料が高くなるので、車両保険はセットしないという選択をする方もいますが、新車購入時やローンで車を買っている方については、車両保険への加入をおすすめします。

ローンで車を買い、事故で全損になると、ローンの残債を一括で返済することを要求される可能性もあります。ローンで車を購入される方については、特に車両保険への加入をおすすめします。

 

 

 

5.おすすめの特約

自動車保険には色々な特約が用意されていますが、プロとして加入をおすすめする特約をご紹介します。

 

1)個人賠償責任補償特約

自転車保険で注目されているのが、個人賠償責任保険です。自転車の事故で他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまった場合の損害賠償額を補償するのが、個人賠償責任補償特約です。

保険会社によって異なる場合がありますが、自動車保険の個人賠償責任補償特約は、補償額が無制限、示談交渉サービス付きである場合が多いので、おすすめです。

尚、個人賠償責任補償特約は、補償が重複しやすい特約です。例えば、火災保険に補償額が無制限の個人賠償責任補償特約をセットしていて、更に自動車保険に個人賠償責任補償特約をセットした場合、補償が完全に重複し、保険料がムダになってしまいます。

個人賠償責任補償特約を2つセットしたからといって、2重に保険金が支払われるわけではないので、ご注意ください。
補償が重複しやすい4つのパターン

 

2)弁護士費用特約

弁護士費用特約とは、自動車事故などの被害事故等に関する相手方への損害賠償請求のために必要な弁護士費用や、弁護士などへの法律相談費用などを保険金として支払う特約です。

自動車保険では当たり前になった示談交渉サービスですが、契約者(被保険者)に過失(責任)がなければ、事故の相手(加害者)側と保険会社は示談交渉ができません
示談交渉サービスが受けられない4つのパターン

事故相手に100%の過失(責任)があるもらい事故の際に弁護士費用特約は役立ちます。

 

3)対物超過修理費用特約

ご存知ない方が多いのですが、対物賠償責任保険では、相手方の車の時価額を超える修理費用に対しては保険金を支払いません

補償額が無制限なのになぜかと思われる方もいると思いますが、相手車の時価を超える修理費については法律上の損害賠償責任がないためです。

例えば、時価額が50万円の古い車に後ろから追突してしまい、修理費が100万円かかる場合、対物賠償責任保険から支払われる保険金は、法律上の賠償義務がある時価額の50万円が限度となります。

特に相手車の年式が古い場合、修理費が時価額を超えることがあり、相手方とトラブルが発生する可能性が高くなります。

対物超過修理費用特約はトラブルになる修理費と時価額の差額に過失割合を乗じた額(相手車1台あたり50万円を限度)を支払う特約です(時価額と修理費との差額を無制限で補償する保険会社もあります)。
対物超過修理費用も「無制限」が選べる?

その他にも必要に応じて「ファミリーバイク特約」や「新車特約」についても付帯(セット)をおすすめします。詳細は、下記をご参照ください。
自動車保険の必要性が高い特約とは?|プロおすすめの5特約

 

 

 

6.おすすめの自動車保険補償内容プラン

さて、ここからは、プロがおすすめする自動車保険の補償内容プランをご紹介します。

おすすめの自動車保険補償内容プラン
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:5,000万円
搭乗者傷害保険:なし
車両保険:一般条件
特約1:対物超過修理費用
特約2:弁護士費用特約
特約3:個人賠償責任補償特約

 

1)対人・対物賠償責任保険

対人・対物賠償責任保険については、無制限での加入をおすすめします。

対物賠償責任保険の補償額を1,000万円等に下げている方がまれにいらっしゃいますが、保険料の節約効果が低いわりには、示談交渉サービスが受けられないなどの問題が発生する可能性がある節約法です。

 

2)人身傷害保険

人身傷害保険は、3,000万円から5,000万円に補償額を上げても保険料はそんなに上がりません。他の保険に加入しているから不要という方は別として、5,000万円程度の補償額にしてもいいでしょう。

搭乗者傷害保険については、人身傷害保険に加入していれば、私は不要だと考えます

 

3)車両保険

車両保険は、古い車の場合は別として、新車を購入したばかりの方や、車をローンで購入した方については、加入をおすすめします。

エコノミー型」の車両保険は当て逃げなどが補償されないので、補償範囲の広い「一般条件」がおすすめです。

 

4)特約

特約については、対物超過修理費用」と「弁護士費用特約」は必ずセットして頂きたい特約です。「個人賠償責任補償特約」については、火災保険などの他の保険に特約としてセットしていないのであれば、自動車保険にセットするといいでしょう。

 

 

 

まとめ

自動車保険は色々な補償を組み合わせた商品ですので、それぞれの補償の内容を大まかにでも理解し、補償の漏れがないようにして頂ければと思います。

おすすめのプランを参考にご自身のプランをお考えください。プランが決まれば、複数社の保険料を比較して、保険料節約を検討されてはいかがでしょうか?

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