医療保険とがん保険の違いとは?

2018年4月15日

「医療保険に加入するとがんの場合も保障されるのか?」という質問を多く頂きます。医療保険ではがんは保障されず、がんはがん保険のみでしか保障されないと思っている方が多いようです。

医療保険とがん保険では、保障内容にどのような違いがあるのでしょうか。今回はがん保険と医療保険の違いについてご紹介します。


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1.医療保険でがんも保障される

医療保険はがんを含む他の病気やケガによる入院や手術等が保障されます。

一方、がん保険はがんのみの保障です。がん以外の病気やケガでの入院や手術等は保障されません。

 

 

 

2.がん保険は不要?

医療保険でがんも保障されるのであれば、がん保険は不要ではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、がん保険はがん治療に特化した保険で、医療保険にはない下記のような保障があります。

 

診断給付金(一時金)
多くのがん保険には一時金があります。がんと診断されれば、100万円等の一時金を受け取ることが可能です。診断給付金には悪性新生物と上皮内新生物で給付される額が異なる場合や、診断給付金を複数回受け取れるがん保険と、逆に診断給付金は一度しか受け取れないがん保険があります。
診断給付金について抑えておくべき5つのポイント

一方、医療保険の主契約にはがんに対する一時金の保障はありません。但し、最近の医療保険にはがんや三大疾病時に一時金を受け取れる特約を付加できる商品もあります。

入院給付金が無制限
がん保険の入院給付金の支払限度日数は無制限です。

一方、医療保険の入院給付金は60日や120日等の支払限度日数が設定されています。但し、医療保険でも三大疾病時は入院給付金の支払限度日数を無制限にできる特約がセットできる商品もあります。

通院保障が充実
以前のがん保険は、入院の保障と死亡保障というような商品でした。がんは不治の病で手術そして長期入院という方が多かったからです。

しかし、現在のがん治療は、短期入院、その後は通院で抗がん剤治療をする等、通院治療も増えてきています。

よって、現在のがん保険は通院保障も充実しています。通院給付金も日数無制限で保障する商品もあります。一方、医療保険の通院保障は入院前後の通院保障で、支給限度日数も1入院60日程度です。

がんは特に治療にお金がかかる病気です。よってがん以外の病気の際は貯蓄で対応し、がんのみはがん保険で対応するという考え方もあります。
医療保険は必要?不要?

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3.がん保険の先進医療特約はがんの先進医療のみの保障?

がん保険に先進医療特約をセットすると、その先進医療の保障はがん治療のみが保障対象となりますので、注意が必要です。一方、医療保険に先進医療特約をセットすると、がんを含む他の病気の先進医療についても保障対象となります。

但し、費用が高い先進医療はがん治療で多くなっています。例えば、下記のような先進医療があります。

◆先進医療にかかる技術料(例)
陽子線治療:約263万円
重粒子線治療:約308万円

先進医療は全てが上記の治療方法のように高額かというと、そんなことはなく、高額なのは一部の治療方法で、先進医療のほとんどは、費用が50万円以下です。安いものだと10万円以下で受けられる先進医療もあります。
先進医療特約について勘違いが多いポイント

 

 

 

4.がん保険には待機期間(免責期間)あり

がん保険には契約が成立してから保障がない3ヶ月間や90日間の待ち期間がある商品が大半です(一部待機期間のないがん保険もあります)。

待機期間とは、がんになっても“保障を受けることができない期間”のことを意味します。保険会社によって「免責期間」や「待ち期間」、「不填補(ふてんぽ)期間」などとも呼ばれています。

なぜ、がん保険には待機期間があるのか等の詳細については、下記記事をご参照ください。
がん保険の待機期間について確認しておくべきポイント

一方、医療保険はがんも保障されますが、がんについても待機期間はありません。但し、三大疾病を保障するような特約を付加する場合には、その特約のがん保障については、待機期間があります。

 

 

 

まとめ

医療保険とがん保険の違いについてご理解頂けたでしょうか?保障がダブル部分もありますが、それぞれの商品で保障内容に違いがあります。

医療保険については、現在の公的保障制度を考えると、不要という考え方もできますが、がん保険については、治療費用やその後の仕事に対する影響等を考慮すると、必要性が高いと考えられます。

 

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