2台目の車は1台目の車の自動車保険で補償される?

2018年4月22日

「2台目の車を購入する際に自動車保険は1台ずつ加入する必要があるのか?」また、「1台ずつ加入が必要であるならば、少しでも保険料の節約ができないか?」などと考える方が多いと思います。

また、夫婦で1台ずつ車を所有しているなど、ご家族で複数台の車を所有する場合にも上記と同じように少しでも保険料等の維持費節約を考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、2台目以降の車を購入する際の自動車保険について注意すべきポイントや保険料の節約方法について解説します。

2台目以降の車を購入予定の方は参考にして、保険料節約につなげて頂ければと思います。


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1.1台目の自動車保険で2台目も補償される?

2台目の自動車を購入予定の方で、「1台目の自動車保険で2台目まで補償される特約はないのか?」というご質問をされる方がいますが、そのような特約はありません。

2台目の車を購入する場合には、2台目も別途自動車保険に加入する必要があります。つまり、複数台の車を所有している場合でも自動車保険は1台ずつ加入する必要があります。

当然のことながら自賠責保険(共済)についても1台ずつの加入が必須です。
自動車保険の仕組み
自賠責保険を正しく理解していますか?

 

 

 

2.1台目の他車運転特約で2台目も補償される?

友人などから借りた車を運転中の事故を補償する他車運転危険補償特約が個人が契約している自動車保険には自動セットされています。

1台目の自動車保険の他車運転危険補償特約で2台目に購入した車の事故も補償されるのではないか?という疑問を持たれる方もいると思いますが、他車運転特約で補償されるのはあくまでも他人の車を借りて運転しいた場合です。

自分名義の車や配偶者、同居の親族名義の車を運転中の事故は、他車運転特約では補償されません。

ネット上で他車運転危険補償特約が使えるようにする裏ワザとして車の名義を細工する方法が紹介されていますが、保険会社に気付かれ補償対象外となる可能性大ですので、止めておいた方が無難です。

 

 

 

3.セカンドカー割引

さて、2台目に購入した車も自動車保険に加入する必要があるのであれば、少しでも保険料を節約したいと思う方が多いと思いますので、2台目の自動車保険を安くする方法をご紹介したいと思います。

1台目の自動車保険の等級が11等級以上であれば、セカンドカー割引(複数所有新規特則)が使えます。セカンドカー割引を使えば、通常、6等級からスタートするノンフリート等級が7等級からスタートとなります。

ある保険会社の6等級新規契約と7等級新規契約の割引率は年齢条件によって以下の通りになります。
全年齢補償 21歳以上 26歳以上 35歳以上
初めての契約
(6等級S)
28%割増 3%割増 9%割引
複数所有新規
(7等級S)
11%割増 11%割引 40%割引
年齢条件が26歳以上補償や35歳以上補償の場合、セカンドカー割引を利用すれば、30%以上、割引が高くなります。

セカンドカー割引は自動的に適用される割引ではないので、注意が必要です。特に通販(ダイレクト)型自動車保険に加入する際には、適用漏れがないようにご注意ください。
セカンドカー割引が使える可能性があります!

自動車保険のノンフリート等級制度の詳細については、下記記事をご参照ください。
自動車保険の等級制度(ノンフリート等級別料率制度)

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4.ノンフリート多数割引き

複数台の車の自動車保険を1保険証券にまとめて契約すると、ノンフリート多数割引が適用される保険会社があります。

ノンフリート多数割引は割引が適用となる自動車の台数が保険会社によって異なる場合があります。2台以上から割引になる会社と3台以上から割引になる会社があります。

主な保険会社のノンフリート多数割引が適用となる台数は下記の通りです。

東京海上日動:2台以上
三井住友海上:2台以上
損保ジャパン日本興亜:2台以上
あいおいニッセイ同和:2台以上
AIU保険:3台以上
朝日火災:2台以上

ノンフリート多数割引を利用した場合の割引率例は下表の通りです。
1保険証券の契約台数 割引率
2台 2%
3台以上5台以下 3%
6台以上 5%
※上記の割引率は損保ジャパン日本興亜の場合です。

尚、条件を満たせば、セカンドカー割引とノンフリート多数割引の併用が可能です。

ノンフリート多数割引の詳細については、下記記事をご参照ください。
自動車を2台以上持っている方は保険料節約のチャンス!

ノンフリート多数割引は通販(ダイレクト)型の自動車保険にはない割引ですので、代理店型の自動車保険に加入している方のみ活用頂ける割引です。

但し、ノンフリート多数割引を適用したとしても、割引のない通販(ダイレクト)型の自動車保険の方が安い可能性がありますので、ご注意ください。

また、通販(ダイレクト)型の自動車保険にはノンフリート多数割引はありませんが、2台目以降の契約については以下の通り定額の割引を適用する保険会社もあります。

 

・ソニー損保
「マイページ新規申込割引」
割引額:1,000円

・セゾン自動車火災保険
「おとなの2台目割引」
割引額:600円

 

 

 

5.補償の重複に注意

個人や家族等で車を複数台所有すると、補償が重複する特約等があります。例えば、ファミリーバイク特約は補償の対象となる方の範囲が広いので、1台の車にセットすれば、同居の親族や別居の未婚の子まで補償対象者となります。

家族で複数台の車を所有している場合にそれぞれの車の自動車保険にファミリーバイク特約をセットすると、補償が重複し、保険料のムダとなりますので、注意が必要です。

以下の補償や特約を複数台の車を所有してセットする際には、補償が重複する可能性が高くなりますので、注意が必要です。

・人身傷害保険
・ファイミリーバイク特約
・弁護士費用特約
・個人賠償責任補償特約

補償の重複の詳細については、下記記事をご参照ください。
補償が重複しやすい4つのパターン

補償の重複に注意することにより、ムダな保険料が削減でき、その分、保険料の節約につながります。

 

 

 

6.1台目の等級を2台目の等級として活用する

車両入替を利用して新しい車に進んだ1台目の等級を活用する方法があります。

2台目の車を新車で購入するような場合には、車両価格も高く、車両保険をセットする場合には保険料が高くなります。よって、1台目の車の自動車保険の等級が進んでいれば、新しく購入する2台目の車と1台目の車の車両入替を行い、進んだ等級を2台目の自動車保険契約で活用する方法があります。

具体的な事例を下記の契約でご説明します。

【例】
1台目:車両A(16等級)
2台目:車両Bを新たに購入予定

上記事例の場合、新たに購入する車両Bと車両Aを車両入替します。車両Bは16等級の契約となります。はきだされた車両Aに関しては、新たに新規で自動車保険に加入します。

上記事例の場合、もともとの契約が16等級なので、はき出された車両Aの新規契約は複数所有新規契約(セカンドカー割引)として7等級新規で契約できます。

図で表すと下図の通りになります。
増車車両入替

条件によっては、車両入替を行わない方が保険料が安くなる場合もあるので、両パターンを試算して、保険料節約につながる方をご選択頂ければと思います。

 

 

 

まとめ

複数台の車を1人で所有する場合や家族で複数台の車を所有する場合でも1台ごとに自動車保険の加入が必要ですが、上記の通り、少しの工夫で保険料の節約が可能です。

今回の記事を参考に少しでも保険料節約に役立てて頂ければと思います。

 

No.284

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