車両保険の意外な免責(保険金が支払われない)事項

2018年5月19日

車の損害を補償する車両保険については皆さんよくご存知だと思います。その車両保険にはあまり知られていない意外な免責(保険金が支払われない場合)があります。

どのような場合に車両保険は支払対象外となるのでしょうか?今回は、車両保険の免責(保険金が支払われない場合)についてご紹介します。

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1.車両保険の補償内容

車両保険は、衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、物の落下、火災、爆発、台風、洪水、高潮その他偶然な事故によって自動車に生じた損害および自動車の盗難による損害を補償します。

車両保険には、補償範囲の広い「一般型」と補償範囲の限定された「エコノミー型」があります。補償範囲の広い「一般条件」の車両保険であれば、どのような事故でも補償されるように思いますが、実は意外な免責(保険金が支払われない場合)があります。

車両保険の種類については下記をご参照下さい。
車両保険の補償を絞って保険料節約!?(車両保険の種類)

 

 

 

2.意外な免責

意外な免責とは、タイヤ単独の損害です。ある保険会社の約款の免責の部分には下記のように書かれています。

タイヤ(チューブを含みます。)に生じた損害。ただし、被保険自動車の他の部分と同時に損害を被った場合または火災もしくは盗難によって損害が生じた場合を除きます。

例えば、タイヤのパンクのみの場合、修理費や交換費用は車両保険では補償されないことになります。但し、タイヤのパンクが事故によるものであり、他のボディー部分に損傷がある場合等、他の部分と同時に損害が生じた場合は、補償の対象となります。

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3.押さえておくべきその他の免責

車両保険には、上記以外にも一般の方には意外と思われる免責(保険金が支払われない)事項があります。

 

1)故障損害

故障損害は補償対象外です。

原則として偶然な事故による損害が補償の対象となります。

 

2)地震、噴火、それに伴う津波

地震や噴火またはそれに伴う津波で車両に損害が発生した場合、免責(保険金支払対象外)です。

実は車両保険だけではなく、火災保険等、他の損害保険の多くが地震・噴火・津波は原則として保険金支払い対象外となっています。

但し、地震、噴火や津波で車が全損になった場合、一時金が支払われる「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約」(保険会社によって特約名は異なります)が多くの保険会社で取り扱われています。

また、朝日火災の自動車保険は「車両地震特約」を付帯すれば、保険金額を限度に損害額が補償されます。

地震、噴火、津波による車両損害の補償については、下記記事をご参照ください。
地震、噴火、津波の損害は車両保険では補償されない!?

 

3)さび、腐食、その他自然消耗

故障損害と同様にさびや腐食、自然消耗も偶然な事故による損害ではないので、補償対象外です。

 

4)無免許、酒気帯び運転

無免許(無資格)運転や酒気帯び運転で事故を起こした場合、被害者救済の観点で、対人賠償や対物賠償は補償対象外とはならず、保険金が支払われます。

しかし、人身傷害保険や車両保険等、飲酒運転等をした加害者に対する補償は免責(保険金支払対象外)となり、保険金は支払われません。

危険ドラッグ(脱法ハーブ)や麻薬等を使用して事故を起こした場合も同様に、被害者に対しては対人賠償、対物賠償ともに支払われますが、加害者に対しての車両保険等は保険金支払い対象外です。

危険ドラッグ(脱法ドラッグ・脱法ハーブ)等の薬物を使用して事故を起こした場合の補償については、下記記事をご参照ください。
危険ドラッグを使用して事故を起こしたら補償されない!?

上記は車両保険で保険金支払いが対象外となる一部の事例です。その他にも保険金支払い対象外となる事例があるので、ご注意ください。

 

 

 

まとめ

地震・噴火・津波の損害に対する特約は多くの保険会社が全損の場合に定額で50万円(車両保険金額が50万円未満の場合はその金額)を一時金で支払う方式です。実際の損害額が支払われるわけではありません。

朝日火災のような保険金額を限度に実際の損害額を支払う方式の特約は珍しく、同タイプの特約には、Chubb(チャブ)損害保険(旧エース損害保険)の「車両地震保険」があります。

地震による車両の損害を車両保険で補償して欲しいというご要望があれば、朝日火災またはChubb(チャブ)損害保険(旧エース損害保険)にお問い合わせください。

最終更新日:2017年6月11日
No.42

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