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原付の任意保険の入り方|おすすめの加入方法とは?

原付(原動機付自転車)の自賠責保険は、コンビニやネットなどで加入することが可能ですが、原付の任意保険については、どこで入ることができるのでしょうか?
バイクや原付の自賠責保険は、どこで加入・更新できる?

原付については、友人や知人などから譲り受けることも多いと思いますが、そのような場合、どこで任意保険に加入すればよいのでしょうか?

そこで、今回の記事では、原付の任意保険の下記ポイントについて解説します。

  • 原付の任意保険の入り方は?コンビニで加入できる?
  • おすすめの原付任意保険の加入方法
  • 安い原付任意保険の探し方
  • 原付の任意保険に入らないという選択は妥当?

今回の記事を読めば、ご自身とってどこで原付の任意保険に加入するのが一番いいかを理解していただけます。

1.原付の任意保険の入り方|コンビニで加入できる?

原付の任意保険に加入するには、バイク保険に加入するか、または、自動車保険の特約としてファミリーバイク特約をセットする方法があります。

 

1-1.ファミリーバイク特約を自動車保険にセットする

ファミリーバイク特約については、ご自身で車を所有していて、その車の自動車保険に特約としてセットするか、同居の家族などが自動車保険に加入していれば、その自動車保険に特約としてセットすることもできます

ファミリーバイク特約の補償内容や補償対象となる方の範囲などの詳細については、下記記事をご参照ください。
ファミリーバイク特約とは?補償範囲やメリットなど9つのポイント

 

1-2.バイク保険に加入する

車を所有しておらず、原付しか持っていない場合については、バイク保険に加入する方法があります。バイク保険に加入する窓口としては、代理店とネットから直接加入する通販型(ダイレクト型)の保険会社があります。

 

1-3.コンビニでは原付の任意保険(バイク保険)には加入できない

原付の自賠責保険については、コンビニで加入することができますが、任意保険(バイク保険)については、コンビニで加入することができません。

コンビニでは、原付の任意保険(バイク保険)は販売されていませんので、代理店や通販型(ダイレクト型)の損保会社で加入することになります。

 

 

 

2.バイク保険とファミリーバイク保険の比較

バイク保険とファミリーバイク特約にはどのような違いがあるのでしょうか。バイク保険とファミリーバイク特約の主な違いは下記の通りです。

 

2-1.補償対象となるバイク(排気量)

ファミリーバイク特約とバイク保険では、補償の対象となるバイクの排気量が下記の通り異なります。

 

2-1-1.ファミリーバイク特約

ファミリーバイク特約は排気量が125cc以下の原付のみが補償の対象です。250ccの中型バイクや1,000ccを超えるような大型バイクなどは、補償の対象とはなりません。

 

2-1-2.バイク保険

一方、バイク保険の場合には、125cc以下の原付から中型や1,000ccを超えるような大型バイクなどまで、補償対象となるバイクの排気量に制限はありません

 

2-2.補償対象となる車両

ファミリーバイク特約とバイク保険では、補償対象となる車両が下記の通り異なります。

 

2-2-1.ファミリーバイク特約

ファミリーバイク特約は、家族が所有する複数台の原付が補償対象となります。例えば、一家で父親が一台、母親が一台、子供が一台、原付を所有していた場合、合計3台ともファミリーバイク特約の補償対象となります。

また、子供が友人・知人など他人から借りた原付で事故を起こした場合も補償対象となります。

よって、バイク保険のように原付のナンバーなどを保険会社へ伝える必要はありません。補償対象となる方が乗る原付が全て補償の対象となります。

 

2-2-2.バイク保険

一方、バイク保険の場合は、契約の対象車両のみが補償の対象です。つまり、補償対象とするバイクを1台特定して契約します。

 

2-3.事故時の等級(割増引)の取り扱い

ファミリーバイク特約とバイク保険では、事故時のノンフリート等級の下がり方が下記の通り異なります。

 

2-3-1.ファミリーバイク特約

ファミリーバイク特約は、事故で保険金の支払いがあっても「ノーカウント事故」となり、次契約の等級に影響がありません。

例えば、子供が原付で車と接触し、相手の車の修理費がファミリーバイク特約から支払われたとしても、ノーカウント事故として次年度の等級に影響はなく、他の事故がなければ、等級は1つ上がります。

 

2-3-2.バイク保険

バイク保険の場合には、3等級ダウン事故の場合には3等級、1等級ダウン事故の場合には1等級、次年度の等級が下がります。等級制度については、自動車保険と同様です。
自動車保険の等級制度(ノンフリート等級別料率制度)

バイク保険とファミリーバイク特約の違いについては、下記記事で詳細に比較していますので、ご参照ください
ファミリーバイク特約とバイク保険の違い(比較)

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3.おすすめの原付任意保険への入り方

原付の任意保険への加入方法としては、自動車保険にファミリーバイク特約をセットする方法が最も簡単・手軽でおすすめです。

ファミリーバイク特約であれば、ご家族で所有している原付が全て補償対象となりますし、他人から借りた原付も補償対象となるメリットがあります。

ただし、ファミリーバイク特約は自動車保険にセットできる特約で、単独でファミリーバイク特約のみを契約することはできません。なお、大型や中型バイクなどのバイク保険に大手損保会社で加入している場合には、バイク保険にもファミリーバイク特約がセットできます。

調べた限りでは、通販型のバイク保険でファミリーバイク特約をセットできる保険会社はありません

なお、ファミリーバイク特約を活用する場合には、車や大型・中型バイクを廃車して自動車保険・バイク保険を解約する際には注意が必要です。

自動車保険やバイク保険を解約すると、特約であるファミリーバイク特約も同時に解約となりますので、原付を引き続き乗る場合には、原付を契約車両とするバイク保険に加入することをおすすめします。
自動車保険の解約手続き時に確認すべき等級や違約金などのポイント

自動車保険やバイク保険に加入していない場合には、代理店などで原付を契約車両とするバイク保険に加入することになります。

一般的に原付を売っているバイク屋さんが代理店をしていることが多いと思いますので、原付を買ったバイク屋さん(代理店)でバイク保険に加入する方が多いと思います。

友人や知人などから原付を譲ってもらった方に関しては、通販型(ダイレクト型)の損保会社から
バイク保険に加入するといいでしょう。

 

 

 

4.原付の任意保険は入らなくても大丈夫?

原付では大きな事故が起こることはないから自賠責保険にさえ加入しておけば任意保険には入らないでいいだろうという方がいますが、それは危険な考え方です。

原付の任意保険への加入率を気にされる方もいますが、加入率が低いからといって、入らなくていいということにはなりません。

原付でも自賠責保険だけでなく、任意保険への加入が必要な理由は下記の通りです。

 

4-1.対人事故では自賠責保険だけでは補償が足りない

原付でも人を死亡させてしまうような事故は発生し得ます。その場合、賠償額は非常に大きな額となります。

対人の賠償事例としては、2憶を超えるような判例もあります。下記の補償額を見ていただければわかる通り、自賠責保険だけでは、到底まかないきれません。

自賠責保険の補償内容

死亡:3,000万円
後遺症額:4,000万円
傷害:120万円

更に自賠責保険には示談交渉サービスは付いていないので、被害者との示談交渉は、自ら行う必要があります。

 

4-2.自賠責保険には対物の補償はない

また、自賠責保険の補償は、人への補償である対人賠償補償しかありません。他人のモノを壊してしまった場合の補償である対物賠償補償はありません

よって、自賠責保険のみの加入だと他人のモノを壊してしまった場合、全額自腹で賠償する必要性があります。

上記のことから、たとえ原付でも自賠責保険だけでなく、任意保険への加入も強くおすすめします。

原付でも任意保険に加入が必要な理由については、下記記事で詳細に解説していますので、ご参照ください。
原付バイクでも任意保険(自動車保険)への加入が必要な3つの理由

 

 

 

5.安い原付の任意保険の探し方|複数社のバイク保険を比較する

バイク保険にも自動車保険と同様に無料の一括見積もりサービスサイトがあります。原付の任意保険についても複数社の保険料を比較することにより、安い保険を見付けることが可能です。

下記ページからバイク保険の一括見積もりが無料で可能です。複数の代理店型、通販型(ダイレクト型)バイク保険の保険料が比較できます。
バイク保険一括見積もり比較(無料)

 

 

 

まとめ

原付の任意保険への加入方法をご理解いただけたでしょうか?今回の記事をまとめると下記の通りです。

  • 原付の任意保険には、ファミリーバイク特約とバイク保険がある
  • 原付の任意保険はコンビニでは加入できない
  • 原付でも自賠責保険だけでなく、任意保険への加入も必要
  • バイク保険一括見積もり比較で安い原付の任意保険を探すことができる

原付といえども任意保険の加入は自賠責保険と並び必須といえます。ファミリーバイク特約かバイク保険のどちらかに必ず加入することをおすすめします。

No.365