がん経験者は生命保険や医療保険に加入できない?

2018年4月8日

がんは治せる時代になりましたが、それにともない、「昔、がんになって完治したが、保険には加入できるか?」というお問い合わせを頂くことが多くなりました。

がん経験者は、保険には加入できないと思われている方も多いと思います。実際、がんになったことがある方は、保険に加入できるのでしょうか?

がん経験者の生命保険や医療保険に加入できる可能性についてご紹介します。

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1.完治していれば加入できる可能性あり

結論から申し上げると、がんになったことがあっても完治していれば引受基準緩和型※1や無告知型※2ではない商品でも加入できる可能性のある保険はあります。

引き受けのスタンスは保険会社ごとに異なります。がんの完治後、5年経過や7年経過していることが最低の条件となってきます。

※1持病や既往症があっても加入できる生命保険や医療保険は引受基準緩和型と呼ばれています。一般の生命保険や医療保険に比べて告知事項が少なく、持病があっても加入しやすいですが、一般の商品と比べて保険料が高い等のデメリットもあります。引受基準緩和型の生命保険や医療保険の詳細は下記記事をご参照ください。
持病があっても医療保険や生命保険に加入できる?

 

※2無選択型の商品は、医師の診査や告知が不要で、過去の入院・手術歴、病気や持病があっても、通院中でも加入できる商品です。一般の商品に比べて保険料が高いことや契約後2年以内は保険金額(保障額)が削減される等のデメリットがあります。
無告知型商品の詳細については、下記記事をご参照ください。
医師の診査や告知なしで生命保険に加入できる?

 

 

 

2.がん保険には加入できない

がんになったことがある方は、原則、がん保険には加入できません。但し、がんが悪性新生物か上皮内新生物かによって、加入の可否が異なる場合があります。

例えば、ある保険会社のがん保険の告知項目には「今までがん(悪性新生物)になったことがありますか?」という質問があり、「はい」で回答すると、引受できないということになります。但し、がんを悪性新生物に限定しているので、罹患したがんが上皮内新生物だった場合には、この告知項目は「いいえ」となるので、その他の告知項目がすべて「いいえ」であれば、原則、がん保険に加入できることになります。

アメリカンホーム保険やセコム損保にはがん(悪性新生物)になったことがある方でも加入できる引受基準緩和型のがん保険がありますが、一般のがん保険に比べて保険料が割高であったり、契約初年度は保障が50%になる等のデメリットがあります。

また、アフラックも2016年3月に引受基準緩和型のがん保険「生きるためのがん保険 寄りそうDays」を発売しましたが、引受基準緩和型ではないがん保険と比べると、診断給付金(一時金)の保障がないにもかかわらず、保険料は引受基準緩和型のがん保険の方が高くなっています。

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3.死亡保険

がんになったことがある方でも死亡保険に関しては、引受基準緩和型や無告知型でない商品に加入できる可能があります。告知項目に「今までがん(肉腫、悪性脳しゅよう、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫も含む)になったことがありますか?」という質問項目がない保険会社もあります。

また、告知項目に「今までがん(肉腫、悪性脳しゅよう、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫も含む)になったことがありますか?」という質問項目がある場合でも、完治して7年以上経過し、経過観察も無し等の内容であれば、どこの部位のがんかにもよりますが、引き受けの可能性はあります。

 

 

 

4.医療保険

医療保険も死亡保険と同様にがんになったことがある方でも引受基準緩和型の商品でない商品に加入できる可能性があります。

がんが完治してから7年以上経過で、経過観察も無し等であれば、一般の医療保険でも加入できる可能性があります。

 

 

 

5.一時払い終身保険

一時払終身保険はがんを経験された方でも加入できる可能性があります。例えば、ある保険会社の一時払終身保険はがんが完治してから5年以上経過していれば、他の告知項目に該当しないことが条件ですが、加入が可能です。

また、保険会社によっては、職業告知のみで、健康状態の告知が不要な一時払終身保険もあるので、がんを治療中の方でも加入できる可能性があります。

尚、一時払終身保険の中には、90歳まで加入可能な商品もありますので、マイナス金利の影響で予定利率が下がり、運用商品としての魅力は薄れていますが、相続対策に活用して頂くことが可能です。

一時払終身保険についての詳細については、下記記事をご参照ください。
一時払い終身保険の活用法
一時払終身保険の予定利率が下がると保険料が上がる?

 

 

まとめ

上記の通り、がんになったからといって必ず生命保険や医療保険に加入できないわけではありませんし、引受基準緩和型や無告知型の商品にしか加入できないというわけでもありません。

引受基準緩和型や無告知型の保険は、一般の商品よりも保険料が高くなっています。まずは、一般の商品を検討してから、引受基準緩和型や無告知型の商品を検討することをお勧めします。生命保険や医療保険を検討する際には、加入できる、できないをご自分で判断せず、保険会社にお問い合せ頂ければと思います。

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最終更新日:2017年4月18日
No.224

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