医療保険に女性疾病特約は必要か?

2018年4月8日

「女性の場合、医療保険に女性疾病特約を付帯する必要があるか?」との質問を頂くことが多いのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?女性疾病特約は、必要性の高い特約なのでしょうか?女性の方が医療保険を検討する際、「女性疾病特約」は気になる特約だと思います。

今回は女性疾病特約の必要性について考えてみたいと思います。

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1.女性疾病特約とは?

女性疾病特約とは、女性特有の病気の治療を目的として入院した場合に主契約の保障に加えて、入院給付金等が上乗せして支払われる特約です。

例えば、下記のような契約で、女性特有の病気で入院した場合、1日当り主契約から5,000円、女性疾病特約から5,000円合わせて1万円が支払われることになります。入院給付金の1入院の支払限度日数が60日の場合には、女性疾病特約の1入院の支払限度日数も60日等、入院給付金と同じ支払限度となります。通算の支払限度日数も1,000日等と入院給付金と同じになります。

【契約例】
入院給付金日額:5,000円
女性疾病特約:5,000円

最近の医療保険は、「女性専用タイプ」や「○○・レディ」、「レディース○○」といった女性のみが契約できる商品として、女性向けの商品名を付けて販売しています。これは要するに医療保険に女性疾病特約が付帯された商品です。

がん保険にも「女性プラン」や「レディース○○」といった女性のみが契約できる女性専用の商品があります。

 

 

 

2.女性特有の病気とは?

女性疾病特約の保障対象となる疾病(女性特有の病気)にはどのようなものがあるのでしょうか?

保険会社によって異なりますが、下記のような疾病が保障対象となります。詳細については、商品によって異なりますので、パンフレット、約款等でご確認ください。

・流産
・妊娠中毒症
・子宮筋腫
・子宮がん
・卵巣がん
・乳がん
・関節リュウマチ など

乳がんや子宮がん等だけでなく、全てのがん(悪性新生物・上皮内新生物)を女性疾病特約の保障対象としてい医療保険もあります。

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3.女性特有の病気は主契約で保障される

保険の営業等の説明が悪く、上記のような女性特有の病気は、女性疾病特約を付帯していないと保障されないと勘違いしている方もいらっしゃいますが、そうではありません。そもそも主契約で女性特有の病気も保障されます。

女性疾病特約は、女性特有の病気の場合に主契約の保障に上乗せして保障される特約です。

つまり、医療保険は主契約の保障だけで十分と考えている場合には、「女性疾病特約」は不要ということになります。

 

 

 

4.女性特有の病気は医療費が高い?

女性特有の病気は治療費が高くなると思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

また、仮に医療費が高くても高額療養費制度があり、健康保険を利用して治療している限り、1ヶ月の医療費負担は上限が決まっています。
高額療養費について理解しておくべきポイント

つまり、女性特有の病気だからといって治療費が高いわけではないので医療費という観点で考えると、特に「女性疾病特約」を医療保険の主契約に上乗せする必要はないということになります。

 

 

 

5.保険料比較

では、女性疾病特約はどの程度の保険料で付帯することができるのでしょうか。下記医療保険の契約例で確認したいと思います。

【契約例】
被保険者:30歳女性
払込期間:終身
入院給付金日額:5,000円(60日型)
通院給付金日額:3,000円
女性疾病入院給付金:5,000円

月額保険料:2,141円

上記契約例から女性疾病特約を外すと、月額保険料は1,866円となり、275円安くなります。つまり、女性疾病特約部分は、月額275円となります。

これまでの内容を理解したうえで、月額数百円程度であれば、女性疾病特約を上乗せしたいと思うのであれば、いいと思いますが、「女性はほとんどの方が女性疾病特約を付帯している」等の営業トークに惑わされないようにお気を付けください。

 

 

 

まとめ

女性疾病特約は保険料が高くないので、勧められるがままに付帯している方も多いと思います。

しかし、上記の通り、女性特有の病気だからといって医療費が特別高くなるわけではないので、必要性の高い特約ではないと個人的には思います。

特約については、原則、契約後に解約することも可能ですので、必要性が薄いと感じた方は、保険会社や代理店にお問い合せ下さい。

 

No.218

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