リスク細分型自動車保険とは?|乗り換える(切り替える)と必ず安くなる?

2018年12月6日

自動車保険のCMなどでリスク細分型自動車保険という言葉を聞くことがありますが、どのような内容の自動車保険かご存知でしょうか?

また、「リスク細分型自動車保険に乗り換えれば必ず保険料が安くなるのか?」という疑問を持っている方もいると思います。

今回は、リスク細分型自動車保険の下記ポイントを中心に解説します。

  • リスク細分型自動車保険とは?どのようなものか?
  • リスク細分型自動車保険に乗り換えると保険料が安くなる方とは?
  • リスク細分型自動車保険に乗り換えると保険料が高くなる方とは?

今回の記事を読むことで、リスク細分型自動車保険の特徴を知ることができ、自動車保険選びに役立てていただけると思います。

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1.リスク細分型自動車保険とは?

リスク細分型」とは、免許証の種類(色)や年間走行距離、性別、使用目的など、項目ごとに事故を起こす危険度(リスク)をより細かく判断し、その危険度に応じて保険料を設定するというものです。

以前に比べ、保険料算出に影響する項目が増えたことにより、事故の危険度が低いと判断された契約の場合は、保険料が大きく下がる可能性があります。逆に事故を起こす危険度が高い契約と判断されれば、保険料は高くなります。

つまり、以前に比べて事故を起こす危険度の高いドライバーと低いドライバーで保険料に差が出るようになってきています。

 

 

 

2.リスク細分化項目とは?

リスク細分型の自動車保険は、保険業法施行規則第12条に定められた最大下記9つの要因を用いて保険料を計算します。

  1. 年齢
  2. 性別
  3. 運転歴
  4. 使用目的
  5. 使用状況(年間走行距離など)
  6. 地域
  7. 車種
  8. 安全装置の有無
  9. 所有台数

例えば、「年齢」が若い方は事故を起こす確率が高いや、逆に高齢の方も事故を起こす確率が高い、また、「運転歴」が浅い方は事故を起こしやすいなどのデータをもとに保険料の設定します。

リスク細分化項目ごとのデータをもとに、事故率の高い契約の保険料を高く、逆に事故率が低い契約の保険料を安く設定します。

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3.リスク細分型自動車保険に乗り換えると必ず保険料は安くなる?

リスク細分化項目が多いほど必ず自動車保険が安くなるかというと、そういうわけではありません。

リスク細分化項目が多いほど、保険料が安くなる方がいるのは間違いありません。しかし、一方で、リスク細分化項目が多いほど保険料が高くなってしまう方がいます

事故を起こすリスクが高い方ほど、リスク細分化項目が増えるにしたがって、保険料が高くなってしまいます。つまり、事故を起こすリスクが高い方にとっては、リスク細分化項目が多い自動車保険に乗り換えることによって保険料が高くなってしまいます。

 

 

 

4.リスク細分型自動車保険に乗り換えて保険料が安くなる方

では、どのような方がリスク細分型自動車保険に乗り換えると保険料が安くなるのでしょうか?それぞれのリスク細分化項目ごとに解説します。

 

・車の運転者が限定されている場合

車を運転する方が自分と配偶者だけなどと限定されている場合、補償される運転者を限定することにより保険料が安くなります。

不特定多数が運転する車は当然、事故率が高いと判断されます。よって、特定の方しか補償対象としない運転者が限定されている契約は保険料が安くなります。

具体的には運転者限定特約で補償される対象の運転者を下記のように限定できます。

運転者限定の3区分

  1. 「本人限定」
  2. 「本人・配偶者限定」
  3. 「家族限定」

補償の対象となる運転者が限定されるほど保険料は安くなります。保険料は「本人限定」が一番安くなります。

具体的な運転者の限定方法や注意点については下記記事をご参照ください。
運転者を限定すると自動車保険の保険料が安くなる
自動車保険の運転者を限定する際に注意すべきポイント

 

・記名被保険者の免許証の色がゴールドの場合

記名被保険者(契約の車を主に使用する方)の免許の色がゴールドの場合、ゴールド免許が適用され、保険料が安くなります。

ゴールド免許を取得する条件は、長期間、無事故無違反なので、主に運転される方が事故を起こす
リスクが低い方ということで、割引が適用され、保険料が安くなります。

ゴールド免許割引が適用される条件などについては、下記記事をご参照ください。
免許証の色がゴールドからブルーになる場合の自動車保険2つの対処法

 

・年間走行距離が短い場合

年間走行距離が短い方の保険料は安くなります。走行距離が増えるほど、運転時間が長くなるわけですから、事故に遭うリスクは上がっていきます。

特に年間走行距離が5,000km以下の方は保険料が大きく下がる可能性があります。よって、年間走行距離が短い方は保険料が安くなります。
年間走行距離が少ないと自動車保険の保険料は安くなる?

 

・車の使用目的が「日常・レジャー使用」の方

一般的に車の使用目的は下記の通り、3つの区分があります。

使用目的の3区分

  1. 日常・レジャー使用
  2. 通勤・通学使用
  3. 業務使用

使用目的の中で「日常・レジャー使用」が一番保険料が安くなります。日常・レジャー使用の方は運転頻度が低くなるので、その分、事故に遭うリスクは低くなります。よって、保険料は安くなります。

なお、車の使用目的を設定する際には、注意すべき点がいくつかあります。下記記事で使用目的を設定する際に注意すべき点を解説していますので、ご参照ください。
自動車保険の使用目的を設定する際に押さえておくべき5つのポイント

 

上記項目に当てはまる数が多いほど、保険料が安くなります。例えば、車を運転するのは自分だけ、免許証はゴールド、運転は休日のみで「日常・レジャー使用」、年間走行距離は5,000km未満という方は、保険料が安くなります。

 

 

 

5.リスク細分型自動車保険に乗り換えると保険料が高くなる方

逆にリスク細分型自動車保険に乗り換えると保険料が高くなる方は下記のような方です。

 

・年間走行距離が多い

年間走行距離が多いということは、それだけ運転頻度が多いということで、事故に遭うリスクが高くなります。

よって、保険料は高くなってしまいます。

 

・車の使用目的が「業務使用」

車の使用目的が「業務使用」の方も保険料が高くなります。仕事で車を使うということは、運転する頻度が高くなり、事故に遭うリスクが高くなるということで、保険料は高くなります。

3区分の使用目的の中で、「業務使用」が最も保険料が高くなります。

車の使用目的が「業務使用」で、年間の走行距離が1万kmを超えるような方は保険料が高くなります。

 

 

 

6.リスク細分型自動車保険のメリット・デメリット

リスク細分型自動車保険のメリットは、事故リスクが低い方ほど保険料が安くなるという点です。運転するのは、休日で年間総距離は5,000km未満というような事故に遭う可能性の低い方は、自動車保険の保険料が安くなります。

つまり、事故リスクが低い方にとっては、メリットが大きくなります。

一方、リスク細分型自動車保険のデメリットは、事故リスクが高いと判断された方の保険料は高くなるという点です。車を仕事で使っていて、年間走行距離は2万kmを超えるというような方は、保険料が高くなります。

今まで交通事故を起こしたことがないという方の場合でも、統計的には事故を起こすリスクが高いと判断されれば、リスク細分型自動車保険の保険料は高くなってしまいます。

つまり、事故を起こしたことがない方で事故リスクが高いと判断される場合、リスク細分型自動車保険を選ぶとデメリットが大きいということになります。

 

 

 

まとめ

リスク細分型自動車保険は、保険料が安いというイメージがありますが、どんな方でも必ず保険料が安くなるわけではありません。

事故に遭うリスクが低い方の保険料が安くなる分、事故リスクの高い方の保険料が高くなる仕組みになっています。

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