長期契約の自動車保険はお得?

2018年4月15日

自動車保険というと保険期間は1年間で1年に1回、満期更改手続きをするイメージをお持ちの方が多いと思います。

実は、自動車保険にも保険金が1年を超える長期契約が存在します。自動車保険の長期契約にはメリットもありますが、デメリットもあります。今回は、自動車保険を長期契約にするメリットとデメリットをご紹介します。

自動車保険の長期契約を検討されている場合、参考にして頂ければと思います。

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1.自動車保険の長期契約

大手損害保険会社等の自動車保険は最長7年間までの長期契約が可能です。保険料の支払い方は、長期一括払いと長期年払い、長期月払いなどがあり、選択が可能です。

但し、長期年払いや長期月払いが選択できるのは、保険期間3年間までで、それ以上の長期契約の場合、長期一括払いのみという保険会社もあります。

 

 

 

2.長期契約の保険料

自動車保険の長期契約をウリにしている保険会社があります。朝日火災は、保険期間6年間の自動車保険をサイト等で勧めています。
長期契約ASAP6(朝日火災)

実際に朝日火災の自動車保険の長期契約を試算し、1年契約の自動車保険の保険料と比較してみたいと思います。試算している7年間に事故がないという前提ででの保険料です。

【試算条件】
自動車:自家用軽四輪乗用車
等級:10等級
事故有係数適用期間:0年
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:3,000万円(搭乗中のみ補償)
車両保険(一般条件):100万円 免責0-10万円
年齢条件:35歳以上
記名被保険者年齢:35歳
免許色:ブルー

長期7年契約(年払い)の場合

年度 車両金額 保険料
1年目 100万円 66,650円
2年目 80万円 60,910円
3年目 65万円 58,290円
4年目 55万円 57,920円
5年目 45万円 54,580円
6年目 40万円 52,190円
7年目 35万円 50,430円

7年間の総払込保険料:400,970

1年契約(年払い)を7年間継続した場合

年度 等級 車両金額 保険料
1年目 10等級 100万円 66,650円
2年目 11等級 80万円 62,510円
3年目 12等級 65万円 60,050円
4年目 13等級 55万円 59,190円
5年目 14等級 45万円 57,070円
6年目 15等級 40万円 55,400円
7年目 16等級 35万円 54,360円

7年間の総払込保険料:415,230

上記試算例では1年契約と比べて7年契約の方が、7年間で約1万4千円安くなります。1年間で約2,000円です。7年間1つの保険会社に契約を固定して、年間2,000円しか安くならないというのも微妙な気もします。ただし、1年で2,000円しか安くならないと感じるか、2,000円も安くなると感じるかは、人それぞれで異なるとは思います。

他の保険会社から契約を切り替える等、試算する条件によっては年間1万円以上安くなる事例もあるようなので、ご自身の条件であれば、どの程度の保険料節約が可能かをご確認ください。

また、契約期間7年の間で事故がある場合を想定すると、保険期間が7年の場合には、保険期間の途中で保険料が上がることは無いので、等級が下がり、事故有の割増引率が適用される1年契約を更新(継続)する場合と比べて保険料が安くなることになります。

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3.長期契約のメリット、デメリット

保険料が安くなり、更に事故があっても保険料が上がらないのであれば、自動車保険の長期契約はメリットだけではないかとお考えの方もいると思います。しかし、メリットがあれば、当然デメリットもあります。長期契約のメリットとデメリットをまとめてみました。

1)メリット
・1年ごとの契約更新手続きが不要
・保険期間中に事故があっても保険期間中は保険料が上がらない

2)デメリット
・長期契約には付帯できない特約がある
・ゴールド免許割引については、始期日時点の免許の色で判断するため、長期契約の保険期間中にゴールドになる場合には、ゴールド免許割引は適用されない
免許がゴールドからブルーになる場合の2つの対処法
・保険料が下がる料率改定があっても保険期間中は反映されない
・事故発生のタイミングや回数により、次契約適用等級が1年契約の場合と比べて低くなる場合や、事故有係数適用期間が長くなる場合がある
・補償内容の見直し機会が数年間なくなる可能性がある

長期契約の途中で保険料が下がる自動車保険改定があった場合には、途中で解約して新しい料率で加入し直したらいいと思うかもしれません。しかし、保険会社から長期契約の途中に保険料が下がる改定があるという案内はありません。また、代理店からも原則、そのような案内はないでしょう。

 

 

 

4.保険会社によって販売のスタンスは異なる

自動車保険の長期契約をウリにしている会社がある一方で、全く逆の販売スタンスの保険会社もあります。

実は、自動車保険の長期契約はどの保険会社でも推進しているわけではありません。保険会社によって販売のスタンスは異なります。実際、長期の自動車保険契約を取り扱わない保険会社もあります。下記のダイレクト型の保険会社について確認しましたが、長期契約の取り扱いがある保険会社はありません。

ソニー損保
長期契約の取り扱いなし。保険期間1年のみ。

アクサダイレクト
長期契約の取り扱いなし。保険期間1年のみ。

三井ダイレクト
長期契約の取り扱いなし。保険期間1年のみ。

長期契約は、保険会社にとって長期間契約をつなぎとめるメリットがある反面、以下のようなリスクを抱える可能性があります。

1年契約であれば、1年に1回の満期更改時に事故の多い契約者の更改契約を断ることが可能ですが、長期契約だとその保険期間中は契約を断ることはできません。また、断らないまでも車両保険や対物賠償責任保険に免責金額(自己負担額)を設定する等の契約の条件を変更するということも不可能になります。

事故の少ない契約者に長期間契約を継続してもらえれば、保険会社にとってメリットは大きいですが、逆に事故の多い契約者に長期間契約されると、保険会社にとっては大きなデメリットになります。

 

 

 

まとめ

個人的には7年等の超長期の自動車保険契約はあまりお勧めできません。長期で自動車保険を契約すると、補償内容の見直しの機会が奪われることや、年齢条件の変更等、契約内容の変更を忘れてしまうリスクもあります。

また、長期契約の保険料よりも1年契約のダイレクト(通販)型自動車保険の保険料の方が安い可能性もあります。保険料の安さを比較されるのであれば、無料一括見積もりサービスで長期契約と1年契約のダイレクト型自動車保険の保険料を比較されてはいかがでしょうか。

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