バイク保険の車両保険は補償範囲に注意が必要

2018年8月4日

チューリッヒのバイク保険は改定により2015年1月1日以降契約から車両保険が付帯可能になっていますが、その補償範囲には注意が必要です。

大手損保会社のバイク保険は車両保険が付けられる会社が多いのですが、ダイレクト(通販)型のバイク保険は車両保険の取扱いが無い会社が多いのが現状です。そういう点では、チューリッヒがバイクの車両保険を取扱い始めたということは画期的なことかもしれません。

今回は、ダイレクト型バイク保険の車両保険取扱い状況と、その補償範囲の注意点についてご紹介したいと思います。

補償範囲を理解していないと、事故の際に補償されると思っていた事故が補償されないという事態になってしまいます。バイク保険の車両保険は、どのような事故が補償され、どのような事故が補償されないのかを知って頂ければと思います。


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1.ダイレクト型バイク保険の車両保険取扱い状況

車両保険とは、ご自身のバイクが事故などにより損害を受けた場合の修理費等が支払われる補償です。バイクで転倒した場合や他の車両と接触した場合の損害(修理費)やバイクを買い替える際の費用が補償されます。

以前にもご紹介したことがありますが、ダイレクト(通販型)自動車保険は車両保険の取扱いが無いというよりもバイク保険自体の取扱いが無い会社も多いです。

 

アクサダイレクト
二輪自動車・原動機付自転車に車両保険の付帯不可

三井ダイレクト
バイク保険での車両保険取扱いなし

ソニー損保
バイク保険の取り扱いなし

イーデザイン損保
バイク保険の取り扱いなし

セゾン自動車火災
バイク保険の取り扱いなし

 

 

 

2.バイク保険の車両保険は、補償範囲に注意

バイク保険の車両保険は補償範囲に注意が必要です。大手損保会社のバイク保険の場合、盗難が補償対象外です。

盗難の補償が必要な場合は、日新火災の「おとなのためのバイク保険」に加入するか、レットバロン等の盗難保険に加入する必要があります。
バイクの盗難はバイク保険では補償されない!?

大手損保会社のバイク保険の車両保険は原則、下記のような補償内容になっています。
 事故内容 一般条件
他の自動車との衝突
盗難事故 ×





火災・爆発
台風・洪水・高潮
落書・いたずら
物の飛来・落下



電柱等に衝突
自転車との衝突
墜落・転覆
当て逃げ

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3.チューリッヒのバイク保険の車両保険補償範囲

チューリッヒのバイク保険の車両保険は大手損保会社と比較すると更に補償範囲が狭くなっています。
事故内容 車対車事故のみカバー型
他の自動車との衝突
盗難事故 ×





火災・爆発 ×
台風・洪水・高潮 ×
落書・いたずら ×
物の飛来・落下 ×



電柱等に衝突 ×
自転車との衝突 ×
墜落・転覆 ×
当て逃げ ×
チューリッヒの車両保険は、他の車(原付自転車を含む)との衝突・接触事故が補償の対象となる「車対車事故のみカバー型」で相手自動車およびその運転者または所有者が分かる場合のみ補償されます。

単独(自損)事故や盗難、いたずら等が補償対象外であり、また、車体車事故でも相手が不明の場合は、当て逃げ等となり、補償の対象外となることに注意が必要です。

尚、原付(原動機付自転車)の契約には、車両保険をセットすることはできません

 

 

 

4.補償範囲が狭い分保険料が安いのか?

補償範囲が狭いということは保険金支払いのリスクが低いということですから、リスクが低い分、保険料が安いのか試算してみました。

 

【試算条件】
商品:チューリッヒ バイク保険
用途車種:二輪自動車
免許色:ブルー
使用目的:日常・レジャー使用
等級:14等級
事故有等級適用期間:0年
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:3,000万円
搭乗者傷害保険:200万円
車両保険:65万円 免責5万円
排気量:250cc超
年間走行距離:3,000km超~5,000km以下
居住地域:東京都
記名被保険者年齢:26歳
年齢条件:26歳以上

年間保険料66,370円(インターネット割引3,000円を適用)

尚、チューリッヒのバイク保険の車両保険はインターネットからの申込みの場合のみ付帯(セット)可能です。

 

ここで比較対象として東京海上日動のTAPを試算してみました。

 

【試算条件】
商品:東京海上日動 TAP
用途車種:二輪自動車
等級:14等級
事故有等級適用期間:0年
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:3,000万円
搭乗者傷害保険:200万円
車両保険(一般条件):65万円 免責5万円
記名被保険者年齢:26歳
年齢条件:26歳以上

年間保険料70,930円

両社の車両保険以外の試算条件を全く同じ内容にすることはできませんので、単純な比較はできませんが、チューリッヒでの契約の方が約4,000円ほど安いという結果になりました。

上記の補償範囲が狭いという点が4,000円の価値があると判断できれば、チューリッヒで契約する方が合理的だということになります。この判断は人それぞれ基準が異なるでしょう。

 

 

 

まとめ

バイク(二輪車)は自動車(四輪車)に比べて車両に対して損害や盗難が発生するリスクが高いため、車両保険の補償内容が四輪車を対象とする車両保険に比べて限定されている場合があります。

バイク保険に車両保険をセットする予定であれば、チューリッヒを含め他の保険会社も補償範囲を比較することをおすすめします。

なお、チューリッヒのバイク保険は、免許の色や年間走行距離で上記試算条件とは異なる結果になりますので、他社も含めて一括見積りで比較してみてはいかがでしょうか?
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ちなみに大手損保会社のバイク保険は、リスク細分型のダイレクト(通販)型のバイク保険とは異なり、免許の色や年間走行距離、使用目的等は保険料に反映されません

最終更新日:2018年8月4日
No.145

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