車両保険が引き受けてもらえない?

2018年4月14日

自動車保険の車両保険は、希望すれば当たり前に契約できると思われている方が多いと思いますが、車両保険が引き受けてもらえない場合があることをご存知でしょうか?

今回は車両保険が引き受けてもらえない場合をご紹介します。


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1.年式が古い

初度登録年月から一定年数が経過した車については、車両保険金額の適正な設定が難しいため、車両保険の引受を制限している保険会社が多くなっています。

セゾン自動車火災保険では、初度登録から15年以上経過している車は車両保険を引き受けないと明確にHP上に記載しています。

 

 

 

2.車両価格が高い

車両価格が高い車についても車両保険の引き受けを制限している保険会社があります。

セゾン自動車火災保険では、市場販売価格相当額が1,000万円を超える車については車両保険を引き受けないとしています。

 

 

 

3.料率クラスが高い

車両保険の料率クラスが高い車も車両保険の引き受けが制限される可能性があります。

自家用普通乗用車、自家用小型乗用車については型式毎に「型式別料率クラス」が設定されています。「型式別料率クラス」は直近の事故発生状況を反映し、保険種類(対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害補償保険・搭乗者傷害保険、車両保険)毎に定められていて、クラスは1~9の9段階です。

最も事故実績が低い1クラスが最も保険料が安く、最も事故実績が高い9クラスが最も保険料が高くなります。

尚、「型式別料率クラス」は損害保険料率算出機構が決定したものを各保険会社で利用しているので、保険会社によって異なることはありません。

事故の発生状況によって型式毎に料率クラスが異なるので、同じ補償内容でも自動車保険の対象となる被保険自動車によって保険料が異なることになります。

【料率クラスの例(平成28年11月現在)】
ランドクルーザー(型式:URJ202W) 車両:9/対人:4/対物:5/傷害:4
マーチ(型式:K13) 車両:3/対人:4/対物:4/傷害:4

セゾン自動車火災保険では、車両料率クラスが『9』の車は車両保険を引き受けないとしています。つまり、上記のランドクルーザー(型式:URJ202W)は、車両料率クラスが9のため、車両保険は引き受けてもらえません。但し、「型式別料率クラス」は直近の事故発生状況を反映し、毎年1回、1月1日付けで損害保険料率算出機構にて見直しを行いますので、年が明ければ料率クラスが変更になり、車両保険の引受が可能になることもあります。

車両料率クラスが『9』の車は、下記のような自動車です。
(平成28年11月現在)
●アウディーのA8(型式:4HCEUL)
●メルセデスベンツのS600(型式:221176)

高級車で車両保険金の支払いが多い型式の車は車両保険の引き受けをしてもらえない可能性があります。

ちなみに、軽自動車には型式別料率クラスがないので、軽自動車であれば、どの車種でも補償内容が同一であれば、保険料も同額になります。但し、数年後に軽自動車にも型式別料率クラスを導入する動きがあります。

「型式別料率クラス」の詳細については、下記記事をご参照ください。
車によって保険料が違う!?

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3.途中付帯

車両保険を保険期間の途中で付帯することができない保険会社があります。契約時に車両保険なしで契約して、保険期間途中で車両保険の必要性を感じても途中付帯ができないことになります。

チューリッヒは、車両入替を伴わない場合の車両保険の中途付帯は出来ないとしています。

また、車両保険を保険期間の途中で付帯できる保険会社でも、車両保険加入後に単独事故等を起こし、車両保険を請求すると、事故後に車両保険加入を申し出たのではないかなどと怪しまれ、保険金支払いに時間がかかる事例も発生していますので、ご注意ください。

 

 

 

4.等級が低い場合

契約台数が9台以下の自動車保険はノンフリート契約(10台以上はフリート契約)と呼ばれています。多くの個人の方が契約されている自動車保険はノンフリート契約です。

ノンフリート契約では、「1~20等級の区分」、「無事故・事故有の区分」により保険料が割増・割引されるノンフリート等級別料率制度が採用されています。自動車保険の割引制度と認識されている方が多いと思います。そのノンフリート等級が1~3等級など、低い場合には車両保険の引き受けが制限される場合があります。

チューリッヒのネット専用自動車保険では、『次回のノンフリート等級が1等級~3等級の場合には、車両保険は付帯できません』としています。

また、ノンフリート等級が低いと、車両保険を引き受ける保険会社の場合でも免責(自己負担)を10万円に設定するなどの条件を付けられる場合があります。

自動車保険の等級制度については、下記記事をご参照ください。
自動車保険等級制度(ノンフリート等級別料率制度)

 

 

 

まとめ

車両保険の引き受けに関しては、大手損保会社等の代理店型自動車保険の方が融通が利くと思います。

通販(ダイレクト)型自動車保険で、車両保険の引き受けを断られた場合には、代理店型の保険会社に相談してみてください。複数の代理店型の保険会社に問い合わせれば、通販(ダイレクト)型自動車保険で車両保険を断られた場合でも引き受けてくれる可能性があります。

例えば、セゾン自動車火災では、車両価格2,000万円を超えるフェラーリ等の高級外車は車両保険の引き受けができません。しかし、代理店型の保険会社であれば、条件にもよりますが、高級外車などの車両保険の引き受けも可能です。

最終更新日:2017年7月1日
No.242

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