三大疾病保障保険の保険金支払要件が異なる商品

2018年4月14日

以前の記事で三大疾病保障保険の保険金支払い要件はがん(悪性新生物)以外の脳卒中、急性心筋梗塞については、所定の要件を満たす必要があるとご紹介しました。
狭心症は三大疾病の保障対象外!?

一般的には、脳卒中、急性心筋梗塞は60日以上の労働が制限される状態が継続する等が保険金支払いの要件になっています。

実は、脳卒中、急性心筋梗塞についての保険金支払要件が一般的な保険金支払要件とは異なる商品がありますので、ご紹介します。


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1.三大疾病保障保険の支払要件

まず、三大疾病保障保険の保障内容を確認したいと思います。三大疾病保障保険は、がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中で一定の状態になった場合、生前に保険金が支払われる商品です。

 

1)がん

①対象となる疾病
上皮内がん、皮膚がん(悪性黒色腫を除く)以外の悪性新生物

②支払事由
責任開始期以後、保険期間中に初めて悪性新生物に罹患し、医師によって診断確定したとき


2)脳卒中

①対象となる疾病
脳血管疾患のうち、くも膜下出血、脳内出血、脳動脈の狭塞(脳血栓・脳梗塞)

②支払事由
脳卒中を発病し、医師の診療を受けた日から60日以上言語障害・運動失調・麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき


3)急性心筋梗塞

①対象となる疾病
虚血性心疾患のうち、急性心筋梗塞(狭心症等は除く)

②支払事由
急性急性心筋梗塞を発病し、医師の診療を受けた日から60日以上労働の制限を必要とする状態(軽い家事などは除く)が継続したと医師によって診断されたとき

また、三大疾病にならなくても、保険期間中に被保険者が死亡した場合には「死亡保険金」が支払われ、被保険者が高度障害状態になった場合は、「高度障害保険金」が支払われます。

 

 

 

2.入院が支払要件の商品

三大疾病保障保険の保険金支払条件は、一般的には上記の通りですが、支払要件が異なる商品があります。

脳卒中と急性心筋梗塞については、入院が保険金支払いの要件になっているのが『チューリッヒの3大疾病保険プレミアム』です。

がんは診断確定時、脳卒中と急性心筋梗塞については、治療を目的に入院すると一時金(50万円または100万円)が支払われます。

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3.手術が支払要件の商品

日本生命の3大疾病保障保険は手術が保険金支払の条件です。脳卒中、急性心筋梗塞については、治療のための手術を受けると保険金が支払われます。

具体的には、脳卒中、急性心筋梗塞について「所定の状態が60日以上継続」したと診断されたときだけでなく「治療のための手術」を受けたときも3大疾病保険金が支払われます。

また、ニッセイ(日本生命)の3大疾病保障保険は、がんが悪性新生物だけでなく、上皮内新生物の場合も保険金が支払われます。但し、支払われる保険金は3大疾病保険金の10%です。例えば、3大疾病保険金額が300万円であれば、上皮内新生物の場合、上皮内新生物診断保険金として30万円が支払われます。

 

 

 

4.保険金の支払いがあると契約は消滅

三大疾病保障保険は、三大疾病で所定の状態になると、生きているうちに最大5,000万円ほどの保険金を一時金かつ非課税で受け取れる商品です。死亡や高度障害状態が保険金支払いの条件である一般の生命保険とは異なる点で、利点でもあります。

しかし、三大疾病保障保険でご注意頂きたいのが、多くの商品が保険金の支払いがあると、契約が消滅する点です。例えば、被保険者が、がん(悪性新生物)と診断されると、三大疾病保険金を受け取ることができますが、その時点で契約は消滅し、それ以後の保障はなくなります。

今回ご紹介した『チューリッヒの3大疾病保険プレミアム』は、3大疾病診断給付金の支払いがあっても契約は消滅せず、更に3大疾病診断給付金の支払いも2年に1回という条件はありますが、支払回数無制限です。また、他の医療保険に特約で付帯できる三大疾病を保障する特約も保険金が支払われても契約は消滅しません。但し、支払われる一時金は1回50万円~100万円程度です。

 

 

 

まとめ

脳卒中、急性心筋梗塞の保険金支払要件が「所定の状態が60日以上継続」したと診断された場合というのは、要件が厳し過ぎると思われる方もいると思います。

上記の通り、三大疾病保障保険は保険金の支払要件が商品によって異なる場合がありますので、ご加入の際には、どのような状態になれば保険金を受け取れるのかご確認ください。

 

No.241

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