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バイク保険もリスク細分型保険に乗り換えると安くなる!?

自動車保険と同様にバイク保険もリスク細分型の商品が販売されています。リスク細分型のバイク保険は、契約する人の状況(リスク)に応じた保険料で加入できるので、事故リスクの低い方の場合、保険料の節約が可能です。

今回はリスク細分型のバイク保険の下記ポイントについて解説します。

  • リスク細分型保険とは?
  • リスク細分化項目とは?
  • リスク細分型のバイク保険に乗り換えて保険料が安くなる方とは?
  • リスク細分型のバイク保険に乗り換えると保険料が高くなる方とは?

今回の記事を読めば、リスク細分型のバイク保険に乗り換え(切り替えて)保険料が安くなるポイントを知ることができ、契約しているバイク保険を安くできる可能性があります。

1.リスク細分型とは?

リスク細分型」とは、免許の種類(色)や年間走行距離、性別、使用目的など、項目ごとに事故を起こす危険度(リスク)をより細かく判断し、その危険度に応じて保険料を設定するというものです。

以前に比べ、保険料算出に影響する項目が増えたことにより、事故の危険度が低いと判断された契約の場合は、保険料が大きく下がる可能性があります。逆に事故を起こす危険度が高い契約と判断されれば、保険料は高くなります。

つまり、以前に比べて事故を起こす危険度の高いドライバー(ライダー)と低いドライバー(ライダー)で保険料に差が出るようになってきています。

 

 

 

2.バイク保険のリスク細分化項目

リスク細分型の保険は、保険業法施行規則第12条に定められた最大下記9つの要因を用いて保険料を計算します。

  • 年齢
  • 性別
  • 運転歴
  • 使用目的
  • 使用状況(年間走行距離など)
  • 地域
  • 車種
  • 安全装置の有無
  • 所有台数

例えば、「年齢」が若い方は事故を起こす確率が高いや、逆に高齢の方も事故を起こす確率が高い、また、「運転歴」が浅い方は事故を起こしやすいなどのデータをもとに保険料を設定します。

リスク細分化項目ごとのデータをもとに、事故率の高い契約の保険料を高く、逆に事故率が低い契約の保険料を安く設定します。
 

 

3.大手損害保険会社のバイク保険はリスク細分型ではない?

大手損保会社のバイク保険は保険料変動要因が年齢条件くらいで、リスク細分型とは程遠い商品です。東京海上日動や損保ジャパン日本興亜、三井住友海上のバイク保険は、乗用車等と商品が異なり免許の色や使用目的等が保険料に反映されません。

例えば、東京海上日動の場合、乗用車の自動車保険は「トータルアシスト自動車保険」で、免許の色や使用目的が保険料に反映されます。

一方、バイク保険は、「TAP(一般自動車保険)」での契約となり、免許の色が「ゴールド」でも保険料の割引(ゴールド免許割引)がありませんし、使用目的が「業務使用」や「通勤・通学使用」から「日常・レジャー使用」に変更になっても保険料は安くなりません。

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4.損保各社のリスク細分化度合

通販(ダイレクト)型のバイク保険ではリスク細分型が販売されています。アクサダイレクトとチューリッヒは下記要因で保険料が変動します。

【アクサダイレクトのリスク細分化度合】

  • 使用目的
  • 免許の色
  • 年間走行距離
  • 居住地域
  • 年齢
  • 種別(原付・軽二輪・小型二輪)

【チューリッヒのリスク細分化度合】

  • 使用目的
  • 免許の色
  • 年間走行距離
  • 居住地域
  • 年齢

 

 

 

5.バイク保険をリスク細分型に乗り換えると、保険料が安くなる可能性がある方

リスク細分型ではないバイク保険からリスク細分型のバイク保険に乗り換える(切り替える)と保険料が安くなる可能性がある方は、下記のような方です。

 

1)バイクの使用目的が「日常・レジャー使用」

使用目的には、「日常・レジャー使用」、「通勤・通学使用」、「業務使用」の3区分がありますが、「業務使用」が一番保険料が高く、以下の通り「日常・レジャー使用」が一番保険料が安くなります。

「業務使用」 > 「通勤・通学使用」 > 「日常・レジャー使用」

つまり、休日にツーリングに行く程度である「日常・レジャー使用」の方については、リスク細分型バイク保険に切り替えると保険料が安くなる可能性があります。

使用目的の設定方法については、下記記事で詳細に解説していますので、ご参照ください。
通勤・通学の送り迎えは自動車保険の使用目的を「通勤・通学使用」にするべき?

 

2)免許証の色がゴールド(金色)

免許証の色がゴールドの場合には、ゴールド免許割引が適用されるので、保険料が安くなります。ゴールド免許の方については、リスク細分型バイク保険に切り替えると保険料が安くなる可能性があります。

逆にグリーン免許の方については、リスク細分型ではないバイク保険からアクサダイレクトのバイク保険に切り替えた場合、保険料が高くなる可能性があります。保険料が高くなる可能性がある理由は、アクサダイレクトのバイク保険が免許の色による保険料を3段階で区分しているからです。

「ゴールド免許」は一番保険料が安くなりますが、「グリーン免許」については、「ブルー免許」より保険料が高くなる下記のような仕組みになっています。

「グリーン免許」 > 「ブルー免許」 > 「ゴールド免許」

アクサダイレクト以外の多くの保険会社は、免許の色による保険料区分は、「ゴールド免許」と「ブルー免許」の2段階です。

「グリーン免許」 = 「ブルー免許」 > 「ゴールド免許」

バイク保険の免許の色による保険料の違いについては、下記記事をご参照ください。
バイク保険もグリーン免許の保険料は高い!?

 

3)年間走行距離が短い

年間走行距離が少ないと保険料が安くなる可能性があります。例えば、アクサダイレクトのバイク保険の走行距離区分は、「5,000km未満」、「10,000km未満」、「10,000km以上」の3つです。

バイクを使用するのは、休日のツーリング程度で、年間走行距離が5,000km以下という方については、リスク細分型のバイク保険に切り替えると保険料が安くなる可能性があります。
バイク保険も走行距離によって保険料が安くなる!?

 

 

 

まとめ

リスク細分型のバイク保険に乗り換える(切り替える)と、保険料が安くなる可能性の高い方は以下のような方です。

リスク細分型のバイク保険で保険料が安くなる可能性が高い方とは?
  • 使用目的が、休日にツーリングに行く程度である「日常・レジャー使用」の方
  • 免許証の色がゴールドの方
  • 年間走行距離が5,000km以下程度と少ない方

逆にバイクを通勤や仕事に使用していて、年間走行距離が1万km以上、免許の色がブルーのような方は大手損保会社のバイク保険の方が安くなる可能性があります。

CMなどを見ていると、「リスク細分型」=「保険料が安い」というイメージを持ってしましますが、誰でも必ず保険料が安くなるわけではありません。上記の通り、事故リスクが高いと判断されれば、リスク細分型の商品の方が保険料が高くなる場合もありますので、ご注意ください。

契約の条件によってはリスク細分型のバイク保険の方が保険料が安くなる可能性がありますが、実際に保険料を比較してみないと、どの保険会社の保険料が安いかは分かりません!複数社の保険料比較をするのであれば、やはり一括見積もり(無料)が便利で早いです。
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最終更新日:2018年10月28日
No.185