20等級の自動車保険契約に更に適用される割引はある?

2019年3月10日

一般的に個人で自動車保険に加入されている方の場合、1~20等級までのノンフリート等級(割増引)が適用されます。つまり、自動車保険の等級による割引率は20等級(無事故)で最大63%となります。

加入されている自動車保険の等級が20等級で、無事故を継続されている方の場合、更なる割引はないのかと不満に思われている方も多いと思います。

20等級になると更に割引されることはないのでしょうか?20等級以降に更に適用される割引についてご紹介します。

スポンサーリンク

1.自動車保険のノンフリート等級別料率制度とは?

まずは、簡単に自動車保険の等級制度についてご紹介します。

契約台数が9台以下の自動車保険はノンフリート契約(10台以上はフリート契約)と呼ばれています。多くの個人の方が契約されている自動車保険はノンフリート契約です。

ノンフリート契約では、「1~20等級の区分」、「無事故・事故有の区分」により保険料が割増引きされるノンフリート等級別料率制度が採用されています。

新規契約の場合は6等級(S)若しくは7等級(S)からスタートして、次契約の等級は、更新前の保険期間中の事故有無によって下記の通りになります。

 

1)更新前契約に事故がなかった場合

更新前の契約に1年間保険事故がなかった場合、等級が1つ加えられます。例えば、10等級の契約で1年間保険事故がなければ、次契約の更新時には11等級になります。

 

2)更新前契約に事故があった場合

更新前の契約に事故があった場合、事故の種類(3等級ダウン事故・1等級ダウン事故・ノーカウント事故)によって対応が異なります。

 

3等級ダウン事故があった場合

更新前契約に3等級ダウン事故があった場合、次契約の等級は3つ下がります。更に次契約の等級が7等級以上の場合、事故有の割増引率が3年間適用されます。

例えば、10等級で契約で3等級ダウン事故があった場合、次契約の更新時には7等級(事故有)になります。

 

1等級ダウン事故があった場合

更新前契約に1等級ダウン事故があった場合、次契約の等級は1つ下がります。更に次契約の等級が7等級以上の場合、事故有の割増引率が1年間適用されます。

例えば、10等級で1等級ダウン事故があった場合、次契約の更新時には9等級(事故有)になります。

 

ノーカウント事故があった場合

更新前契約にノーカウント事故があった場合、事故がなかった場合と同様に次契約の等級は1つ上がります。

例えば、10等級の契約でノーカウント事故があった場合、次契約の更新時には11等級になります。

等級制度の詳細については、下記記事をご参照ください。
自動車保険等級制度(ノンフリート等級別料率制度)

 

 

 

2.20等級で事故を起こすと割引率はどうなる?

20等級の割引率は63%ですが、20等級で3等級ダウン事故を1回起こすと次契約の保険料はどうなるのでしょうか。

3等級ダウン事故起こすと、次契約は20等級から17等級(事故有)となり、20等級の63%割引から17等級(事故有)の38%割引に下がります。

実際の試算例は以下の通りです。

試算条件

自動車:自家用軽四輪乗用車
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:3,000万円(搭乗中のみ補償)
車両保険(一般条件):100万円 免責0-10万円
年齢条件:35歳以上
記名被保険者年齢:35歳
免許色:ブルー

等級:20等級
割引率:63%
事故有係数適用期間:0年
年間保険料54,290円

上記、20等級の契約で3等級ダウン事故を1回起こすと、次契約の保険料は以下のように上がります。

等級:17等級
割引率:38%
事故有係数適用期間3年
年間保険料88,500円

20等級になったばっかりの方が事故を起こしても、20等級を何年も継続していた方が事故を起こしても上記と同じように保険料が上がります。

20等級を続けていた方からすると、少し納得のいかないことかもしれません。20等級を継続しても更に割引はないのに20等級になったばかりの人と同じ等級の下がり方(保険料の上がり方)をするのは、納得がいかないと言われる方もいます。

スポンサーリンク

 

 

 

3.20等級の自動車保険に適用される「長期優良割引」とは?

20等級になるとそれ以上の割引は無いのかというと、20等級の契約のみに適用される割引があります。それが「長期優良割引」です。

長期優良割引」とは、等級が20等級(事故有係数適用期間0年)の契約で、1年間無事故(3等級ダウン事故および1等級ダウン事故のいずれも発生していないこと)の場合に適用される割引で、割引率は2~3%程度です。

実は、「長期優良割引」は全ての保険会社にあるわけではありません。「長期優良割引」がある主な保険会社と割引率は以下の通りです。

三井住友海上
長期優良割引:2%割引

あいおいニッセイ同和
長期優良契約割引:2%割引

AIG損保
長期優良契約割引:3%割引

そんぽ24
長期優良契約割引:2%割引

一方、損保ジャパン日本興亜のように「長期優良契約割引(3%割引)」を廃止した保険会社もあります。損保ジャパン日本興亜では、平成26年9月1日より「長期優良契約割引(3%割引)」が廃止になりました。
自動車保険改定案内(損保ジャパン日本興亜)

 

 

 

4.ノンフリート等級の割引以外に適用される「無事故割引」とは?

「長期優良割引」以外にも20等級の契約限定ではありませんが、イーデザイン損保には「無事故割引」があります。「無事故割引」とは、イーデザイン損保で自動車保険を契約し、1年間無事故であれば、適用される割引です。

無事故割引の適用における「事故」については、下記のように定義されています。

~イーデザイン損保HPより抜粋~

無事故割引の適用における「事故」とは、3等級ダウン事故および1等級ダウン事故を指します。以下の場合、無事故割引の適用における「事故」には該当しませんので、事故がなかった場合と同様に、無事故割引の対象となります。
●等級がダウンしない事故(ノーカウント事故)のみが発生した場合
●事故が発生した場合で、保険金を請求しないとき

イーデザイン損保には、更に「継続割引」もあります。継続割引とは、イーデザイン損保で契約を継続すると適用される割引で契約期間が長くなるほど、割引率が上がっていきます。

「無事故割引」と「継続割引」は同時に適用可能です。適用のイメージは下図の通りです。


(出典:イーデザイン損保HP

イーデザイン損保で自動車保険を無事故で継続すれば、ノンフリート等級の割引以外に「無事故割引」と「継続割引」で最大5%の割引が上乗せされます。

 

 

 

まとめ

上記の通り、全ての保険会社ではありませんが、20等級の契約に更に適用される割引がある会社があります。

なお、長期優良割引がある保険会社の自動車保険料が、長期優良割引のない保険会社の自動車保険料に比べて必ず安くなるわけではありません。

よって、自動車保険の保険料を比較する場合には、最終的には割引の有無だけでなく、保険料の総額が安いかをご確認ください。

自動車保険料の比較には、無料一括見積もりサービスが便利です。無料一括見積もりサービスを利用して5万円以上節約した事例もあります!

保険スクエアbang!
最大17社の自動車保険を一括見積もり比較!
400万人以上の利用実績があるサイトです。
保険料比較で5万円以上安くなって事例も!


保険の窓口インズウェブ
利用者900万人突破の一括見積りサービスです。
最短5分で、最大20社の見積もりが、一度に取り寄せられます。

最終更新日:2019年3月10日
No.278

スポンサーリンク