自動車保険の満期更新手続きを忘れたら・・・等級はどうなる?

2018年6月6日

最近では保険期間が3年間等の長期の契約も増えましたが、多くの自動車保険は1年間で満期になります。満期になれば原則、次契約の申し込みである満期更新の手続き(次契約の申込手続き)が必要になります。満期更改の手続きがなければ、自動車保険契約は満期とともに満了となり、補償がなくなってしまいます。

代理店経由で契約していると電話等で連絡してくれますが、ネットで契約するような通販型の自動車保険だとメールや郵送等で連絡がくるだけなので、DMだと勘違いして手続きを忘れてしまう可能性もあります。

では、その自動車保険の満期更新手続きを忘れたらどうなるでしょうか?更新手続きを忘れてしまった場合の救済措置はあるのでしょうか?


スポンサーリンク

1.等級(割引き)はどうなる?

契約台数が9台以下の自動車保険は、ノンフリート等級別料率制度を採用していて、更新前の契約に1年間保険事故がなかった場合、次契約の等級が1つ上がります。等級が上がるごとに割引率が上がっていく仕組みです。
自動車保険の等級制度(ノンフリート等級別料率制度)

自動車保険の満期更改手続きを忘れて、契約が継続されなかった場合に一番気になるのは等級(割引)がどうなってしまうのか、だと思います。

前契約の満期日の翌日から起算して7日以内に次契約の手続きをすれば、等級(割引)を引き継げます。但し、手続きが完了するまでは無保険状態なので、補償はない状態です。

前契約の満期日の翌日から7日超経過してしまうと、等級はリセットされ、原則、6等級に戻ってしまいます。

 

 

 

2.継続特約あり

最近では継続手続きを忘れた際に契約を自動的に更新する継続特約が存在します。特約保険料は不要で原則、自動的に付帯(セット)されます。

継続特約は自動車保険の満期更新手続きをうっかり忘れた場合に機能します。手続き忘れや、保険会社や代理店から契約者への連絡がつかない場合に前年と同様の内容で契約を自動更新する特約ですが、下記2つのタイプがあります。

 

1)自動更新タイプ

何もせずに前年同内容で自動更新するタイプです。保険料も登録の口座やクレジットカードがから自動的に引き落とされます。


2)手続きが必要なタイプ

一旦、契約は自動継続するのですが、その後に手続きが必要なタイプです。満期日から30日以内や1ヶ月以内に保険料の払い込み等の継続手続を行うことにより、等級を引き継いで契約できます。

何もしなければ、始期日に遡って契約は消滅します。

 

 

 

3.主な保険会社の自動更新特約

下記保険会社は以下のような自動更新特約を取扱っています。

 

■損保ジャパン日本興亜
自動更新機能(安心更新サポート)

■東京海上日動
「しっかり」自動更新(更新バックアップ)

■三井住友海上
継続手続忘れサポート特約
継続手続特約

■セゾン自動車火災
特約なし

■ソニー損保
保険契約の継続に関する特約

■チューリッヒ
自動継続特約

■アクサダイレクト
自動継続に関する特約

セゾン自動車火災には自動継続の特約がありません。「継続うっかり特約」という特約があるのですが、この特約は契約者の事情で継続されていない場合は継続しないとなっています。なんともややこしい特約なのでご注意ください。

その一方でチューリッヒやアクサダイレクトの自動継続特約は満期日の前月10日に契約を自動継続します。

これは大手損保会社が満期更改手続き忘れの際の特約として自動更新特約を扱っているのに対して、チューリッヒやアクサダイレクトはその逆で自動継続が前提です。チューリッヒやアクサダイレクトについては、前年と同内容で自動継続されたくなかったら、自動継続される前に手続きして下さいというスタンスです。

調べた限りでは、多くの会社が自動更新タイプです。

三井住友海上の「継続手続忘れサポート特約」については、契約の満期日の翌日から30日 以内に継続手続を行う必要がありますので、ご注意ください。また、三井住友海上には自動更新タイプの「継続手続特約」もありますが、代理店から契約者への連絡が取れ次第、手続きが必要となります。

スポンサーリンク



 

 

 

4.自動継続特約の注意点

自動継続特約により契約を継続すると補償内容は前年同条件タイプになります。継続時点で補償を見直したり、選んだりすることはできません。

また、事前に継続しない旨の申告をすると、自動継続は停止されます。契約者が保険会社や代理店に自動車保険契約を継続しないという連絡をし、満期更新手続きを忘れてしまうと自動継続しないので注意が必要です。

また、全ての契約が自動更新対象というわけではなく、自動車更新が対象外となる契約もあるので、安心し過ぎは禁物です。

 

 

 

5.自動更新特約の対象外となる契約もある

上記の通り、全ての契約が自動継続対象ではないので注意が必要です。

損保ジャパン日本興亜の場合、下記のような契約が自動継続対象外です。
・保険期間が1年未満の契約および1年超の契約
・1~5等級の契約
・契約自動車が自家用8車種、二輪自動車・原動機付自転車(車両保険の適用がある場合を除く)以外の場合
・明細書付契約、フリート契約  など

また、自動継続特約を適用して継続した契約に関しては、自動継続特約が付帯されない保険会社があります。つまり、2年連続で自動継続は適用されないということになる点には注意が必要です。

 

 

 

6.5等級以下の場合は?

7日を過ぎると等級(割引)は引継げないとご説明しましたが、7日を過ぎても前契約の等級を引き継ぐ場合があります。

それは、1~5等級の場合です。1~5等級の場合には、13か月以内は次契約に等級を引き継ぐことになります。

これは、劣級(1~5等級)逃れを防ぐための仕組みです。仮に、5等級以下でも7日を過ぎれば6等級スタートにできると、わざと7日間は継続せずに無保険状態にして6等級から再スタートすることができます。

そのようなデメリット逃れを防ぐために5等級以下は13ヶ月以内は次契約に引き継ぐことになります。

保険会社を変えたとしても保険会社間で等級の情報等はやり取りされるので、13ヶ月以内は5等級以下で継続することになります。
保険会社間の自動車保険等級引継ぎ

仮に満期更新時に5等級以下の契約を保険会社を変更して6等級新規で契約したとしても「自動車保険契約確認のための情報交換制度」によって保険会社間で等級関連情報を交換しているので、変更後の保険会社で適用等級の誤りを指摘され、追加の保険料を請求されることになります。

 

 

 

まとめ

チューリッヒのような例もありますが、自動更新特約は契約者の継続意思が確認できない際の救済措置的なものだと考える方がいいでしょう。

また、自動継続特約がある保険会社でも、自動継続後に手続きが必要な場合があります。更新手続きを忘れた場合、自動継続されると安心せず、必ず保険会社に連絡をし、自動車保険契約が更新されているかをご確認ください。

なお、満期更新時は補償内容等を見直す絶好のチャンスです。最適な補償内容を選択し、保険料を節約する上でも、満期更新手続きはきっちりと行うことが重要です。

自動車保険の満期が近い場合は、下記の無料一括見積もりサービスで保険料の比較、見直しをされるチャンスです!

自動車保険一括見積もり比較(無料):保険の窓口インズウェブ
保険料比較で安くなった保険料の平均額は3万円以上!
最短5分で最大20社の見積りが可能。
900万人以上の利用実績があるサイトです。


最終更新日:2018年1月31日
No.165

スポンサーリンク