保険証券を紛失しても解約できる?保険金・給付金は受け取れる?

2018年7月16日

損害保険、生命保険ともに保険金や給付金請求時等によく頂く質問がいくつかあります。「保険金請求時には保険証券がないと保険金が支払われないのではないか?」「保険金請求時には契約時の印鑑が必要か?」などです。

今回は皆さんが疑問に思われている保険証券に関する下記の疑問について解説します。

・生命保険や損害保険の保険金や給付金請求時に保険証券は必要か?
・生命保険や損害保険の保険金や給付金請求時に契約時の印鑑(ハンコ)は必要か?
・生命保険や損害保険の契約時には実新が必要か?
・生命保険や損害保険の解約時には保険証券が必要か?

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1.保険金や給付金請求時に証券は必要か?

「保険金や給付金の請求時に証券が見当たらないが、保険金や給付金は支払われるの?」という質問を頂くことがよくあります。

保険証券を紛失したからといって保険契約が無効になったり消滅することはありません。また、保険金や給付金が受け取れないということはありません。生命保険でも損害保険でも同様で、保険証券を紛失したからといって保険会社から保険金や給付金を受け取れないということはありません。

保険金請求時に保険証券が手許にない場合は、証券がない場合の手続き方法がありますので、保険会社や代理店にお問い合わせ下さい。

しかし、保険証券には、契約をした生命保険や損害保険に関する、保障(補償)の内容・保険金額・保険期間などが記載されている重要な書類であることは間違いありません。

保険証券には証券番号が記載されていて、保険会社に保障(補償)内容等を問い合わせる際に証券番号が分かっていると対応もスピーディーです。

また、保障(補償)内容の確認や見直しを行う際にも必要となるため、大切に保管する必要があります。

保険証券を紛失した場合には、再発行が可能ですので、速やかに再発行手続きを行ってください。

尚、ダイレクト型の自動車保険の場合、そもそも保険証券が発行されない場合があります。証券不発行割引が適用されている契約の場合、証券は発行されず、郵送されてきません。契約内容の確認については、保険会社のホームページ(契約者専用ページ)から確認することが可能です。
代理店型にはない!?通販型自動車保険のインターネット割引等

 

 

 

2.保険金や給付金請求の際、契約時の印鑑は必要か?

また、「契約時に押印した印鑑がないが、保険金や給付金を支払ってもらえるか?」という質問もよく頂きます。

これも多くの保険会社で契約時の印鑑は不要です。

シャチハタ以外の印鑑であれば、実印でなくても保険金や給付金の請求手続きが可能です。銀行口座から預金を引き出すときのように印鑑が違うと不備になり、保険金や給付金が受け取れないということはありません。

請求内容によっては、保険金請求書に実印を押し、印鑑証明書を添付する必要がある場合がありますが、契約時に使用した印鑑を紛失した、若しくは契約時に使用した印鑑がどれか分からないということで保険会社が保険金や給付金を支払わないということはありません。

保険会社によっては届出印を登録して、その印鑑で保険金請求、解約等の各種手続きが必要な場合もありますが、紛失しても改印の手続きをすれば問題ありません。届出印制度の保険会社でも契約時の印鑑を紛失したことを理由として保険金や給付金が受け取れないということはありません。

尚、個人契約の場合は多くの保険会社で上記のように契約時の印鑑と保険金請求等の手続き時の印鑑が異なっても各種の手続きが可能という運用をしていますが、法人契約の場合は、契約時の印鑑か実印が各種手続きに必要となる運用をしている会社が多いようです。

例えば、保険金請求時には保険金額等によっては契約時の印鑑ではなく、実印と印鑑証明が必要になることもあります。

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3.契約時は実印が必要か?

この質問は保険金請求時ではありませんが、「契約時の印鑑は実印が必要か?」との質問もよくあります。

個人契約の場合、基本的に三文判、認印で問題ありません。しかし、生命保険会社は契約時も保険金請求時もシャチハタは使用不可です。

損害保険会社は、契約時にシャチハタも可という会社が多いと思います。ただ、最近では契約者が個人である契約は印鑑不要でサインのみということが多くなってきています。

印鑑が必要なのは、口座振替用紙くらいになってきているのではないでしょうか。

生命保険に関しても保険会社によっては、契約者が個人の契約は申込書に押印は不要でサインのみという会社が増えてきています。

 

 

 

4.解約時には保険証券が必要か?

「解約時に保険証券は必要か?」というご質問もよく頂きます。

生命保険等の解約時には保険証券が必要な保険会社もありますし、不要な保険会社もあります。解約時に保険証券が必要な会社でも保険証券が無い状態での手続きが可能です。但し、解約手続時に公的証明書のコピーや実印の押印・印鑑証明等が必要になります。

また、保険証券を紛失しても保険会社に連絡すれば、再発行が可能です。証券の再発行依頼をすれば、保険会社から再発行に必要な再発行請求書が送られてきますので、そこに本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポートのコピー等)を添付して返送すれば、通常、1~2週間程度で再発行された保険証券が届きます。

保険会社によっては、実印で捺印して印鑑証明書(発行後6カ月以内の原本)が必要な場合があります。

再発行後に紛失した保険証券が見付かった場合には、以前の保険証券は無効になります。

 

 

 

まとめ

多くの保険会社で、保険証券や契約時の印鑑がなくても各種お手続きが可能ですが、保険会社によってお手続きの方法や必要書類が異なる場合がありますので、詳細は、ご契約の保険会社、代理店にお問い合わせください。

最終更新日:2018年7月16日
No.137

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