海外旅行保険は必要か?|おすすめの補償内容とは?

2018年12月28日

海外旅行の際に加入する海外旅行保険の補償内容をご存知でしょうか?本当に海外旅行保険への加入が必要なのか半信半疑で、補償内容も確認せずに加入している方も多いと思います。

しかし、海外旅行保険の必要性や一体どのような補償内容にすれば良いかを理解するには、実際にどのような事故が多いのかを知る必要があるでしょう。

そこで、今回は海外旅行保険の支払保険金のデータ確認しながら、「なぜ、海外旅行保険に加入する必要があるのか?」や「どのような補償が必要なのか?」などにういて確認したいと思います。

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1.海外旅行保険の実際の事故データ

ジェイアイ傷害火災保険では海外旅行保険の事故データを公開しています。
ジェイアイ傷害火災保険『2016年度 海外旅行保険事故データ(2016年4月~2017年3月)』

上記のサイトによりますと、2016年度の海外旅行中の事故発生率は3.40%で29人に1人が何らかの事故に遭っているそうです。

補償項目別事故割合は下記の通りです。

1位:治療・救援者費用51.5%
「治療・救援者費用」とは、腹痛・風邪などの疾病やケガによる治療費用、入院した際に家族が現地に駆けつける渡航費用、日本や第3国までの医療搬送費用を補償するものです。つまり、病気やケガが原因での支払いが一番多いことになります。

2位:携行品損害30.9%
これは携行品(スーツケースやカメラ等)の盗難や破損の補償です。

3位:旅行事故緊急費用13.7%
搭乗便の出発遅延や航空会社に預けた荷物が現地に届かないなどの偶然な事故を補償します。

上記3項目で全体の96.1%に達します。この順位は、ジェイアイ傷害火災保険が旅行事故緊急費用を発売した2006年以降変動していないそうです。

実際の保険金支払事例から考えると、上記の3つの補償に関して最も重視する必要があることがわかります。

 

 

 

2.海外旅行保険の高額な保険金支払事例

更に高額な保険金支払事例も下記ページで確認することができます。
海外での事故例

2016年度の事故例ではありませんが、支払保険金で9,355万円(アメリカ)や6,080万円(ハワイ)等の事例が掲載されています。実際これだけ高額な支払事例が出ていることから考えると、治療費用に関しては、無制限の補償を選択した方がいいでしょう。

更に下記ページも是非一度ご覧頂きたいのですが、色々な国での医療費が日本との比較で掲載されています。例えば、救急車料金、初診料等があり、旅行先の医療事情が確認できます。
海外の医療事情

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3.海外での病気やケガの治療に健康保険は使えないのか?

日本での医療に大きな威力を発揮する健康保険制度(公的医療保険制度)ですが、実は海外で治療を受けた場合でも「海外療養費」として給付を受けることができます。また、海外での治療費は高額療養費制度の対象になります。

日本国内の医療機関等で同じ傷病を治療した場合にかかる治療費を基準に計算した額(実際に海外で支払った額の方が低いときはその額)から、自己負担相当額(患者負担分)を差し引いた額が「海外療養費」として支給されます。

つまり、海外での治療費が日本での治療費と比較して高額な場合は、健康保険からの給付だけでは全く足りない可能性もあります。

例えば、海外の医療事情で確認して頂ければわかる通り、盲腸手術の治療費は国によって大きく異なる場合があります。日本では600,000円なのに対して、ホノルルでは3,000,000円もかかります。

上記の盲腸手術の例だと、健康保険からの「海外療養費」の給付は600,000円×70%(3割負担の場合)=420,000円(高額療養費を考慮せず)になります。ホノルルで必要とされる3,000,000円と比べると大きく給付額は低くなります。

この事例からも分かる通り、海外で病気やケガをした場合、健康保険の給付だけでは非常に心許ない状況です。

また、民間の医療保険や傷害保険も海外での事故も補償(保障)の対象になりますが、医療保険の入院給付金は、日額5,000円~1万円程度の契約の方がほとんどです。海外での事故や病気で高額な医療費の請求があった場合、受け取る保険金や給付金ではとても足りません。

 

 

 

4.海外旅行保険が必要な理由とおすすめの補償内容

海外旅行保険とは、海外旅行時のさまざまなトラブルによる損害を補償する保険です。ケガや病気を補償するだけでなく、持ち物の盗難や破損の場合も補償されます。

海外で病気やケガ等で治療を受ける場合、予想外に高い医療費を請求される場合があります。そのような場合に備えるには海外旅行保険への加入が必要です。

上記の通り1,000万円以上の高額な医療費を請求される事故例もあります。

日本と海外の医療事情は異なります。そもそも治療費として請求される額が海外では高額になります。

海外での病気やケガも健康保険制度(公的医療保険制度)の「海外療養費」の支給対象となりますが、足りない可能性が大です。また、民間の医療保険や傷害保険も海外での病気やケガが保障(補償)の対象となりますが、保障(補償)内容的には全く足りません。

更に海外で病気やケガをした場合、家族がその国まで駆け付けることもありますが、その旅費もバカになりません。

以上の理由から海外旅行に行く際には、海外旅行保険への加入は必須と結論付けることができます。特におすすめしたいのが、「治療・救援者費用」の補償を無制限のプランを選ぶことです。

保険会社によっては、「治療・救援者費用」の補償を無制限にできない場合もありますので、どの海外旅行保険に加入するかも重要です。

なお、海外旅行保険に加入していれば、トラブルの際に日本語で対応してもらえる連絡窓口があります。

また、保険会社が提携している海外の病院であれば、保険会社から保険金として治療費が直接病院に支払われますので、治療費の立替えが不要でキャッシュレスで治療が受けられます。

 

 

 

まとめ

ジェイアイ傷害火災保険のサイトをご覧頂くと分かる通り、海外の医療事情は日本とは異なり、海外旅行中に医療を受けるとかなり高額な金額を請求される可能性があります。よって、海外旅行の際には、海外旅行保険への加入は必須といっていいでしょう。

海外旅行保険に加入する際には、保険料の安さだけで比較するのではなく、補償内容の比較についても重要です。特に「治療・救援者費用」については、補償額がどのくらいなのかを確認する必要があります。

なお、クレジットカードに海外旅行保険が付いているから大丈夫とお考えの方も補償内容を確認してみて下さい。実際の保険金支払事例を考慮すると、クレジットカードに付いている補償内容では補償が足りない可能性もあります。
クレジットカードの海外旅行保険だけで大丈夫?

海外旅行の際には旅先の国の事情を考えて海外旅行保険の補償内容を検討して頂ければと思います。

最終更新日:2018年12月28日
No.106

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