弁護士費用特約の補償内容は保険会社によって異なる!?

2018年4月15日

自動車保険に弁護士費用特約を付加されているでしょうか?『プロがお勧めする自動車保険5つの特約』でご紹介したお勧めの自動車保険の特約ですが、保険会社によって補償の内容が異なる場合があります。

今回は、保険会社によって異なることがある弁護士費用特約の補償内容についてご紹介します。そもそも、なぜ、弁護士費用特約が必要なのかや保険会社ごとの弁護士費用特約の違いを知り、自動車保険選びにお役立てください。

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1.弁護士費用特約とは?

弁護士費用特約とは、自動車事故などの被害事故等に関する相手方への法律上の損害賠償請求をするために必要な弁護士費用や、弁護士などへの法律相談・書類作成費用などを保険金として支払う特約です。

具体的には下記のような保険金が支払われます。

弁護士費用保険金
1事故1被保険者につき 300万円限度

法律相談・書類作成費用保険金
1事故1被保険者につき 10万円限度

 

 

 

2.なぜ弁護士費用特約が必要か?

なぜ、弁護士費用特約は必要なのでしょうか?

実は、自動車保険では当たり前となっている保険会社が事故の相手方と示談交渉をする「示談交渉サービス」ですが、契約者(被保険者)に責任(過失)のない「もらい事故」では保険会社は示談交渉ができません。

契約者に過失がない場合に保険会社が示談交渉をすると弁護士法(第72条 非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)に抵触します。

つまり、「もらい事故」の相手方との交渉は契約者(被保険者)自身で行う必要が発生しますが、その交渉を弁護士等に委任することもできます。そのような際に必要な費用を補償するのが、弁護士費用特約です。

保険会社が示談交渉できない場合については、下記記事をご参照ください。
示談交渉サービスが受けられない4つのパターン

 

 

 

3.補償範囲の違い

一口に弁護士費用特約といっても、実は保険会社によってその補償内容が異なる場合があります。弁護士費用特約の補償内容には、以下のようなパターンがあります。

1)自動車事故のみに限定

弁護士費用特約の補償を自動車事故のみに限定している主な保険会社は下記の通りです。自動車事故には契約の車両に搭乗中だけでなく、他車に搭乗中や歩行中に自動車と接触した等の自動車事故も含まれます。

セゾン自動車火災保険
弁護士費用特約
自動車事故のみ(歩行中等の自動車事故も含む)

東京海上日動
弁護士費用特約
自動車事故のみ(歩行中等の自動車事故も含む)

2)日常生活の事故も含む

弁護士費用特約の補償を自動車事故だけでなく、自動車事故を含くむ自動車事故以外の日常の被害事故にまで広げている主な保険会社は下記の通りです。例えば、犬に噛まれ、ケガをし、飼い主に損害賠償請求をする場合や走ってきた自転車と接触し、ケガをさせられた際等に損害賠償請求をする場合の弁護士費用が補償されます。

損保ジャパン日本興亜
弁護士費用特約

アクサダイレクト
弁護士費用等補償特約

3)特約の種類を複数用意

自動車事故に補償を限定している特約と自動車事故を含くむ自動車事故以外の日常生活の被害事故にまで補償を広げている特約の2種類を準備しているのが下記保険会社です。

三井住友海上
・自動車事故弁護士費用特約
自動車事故のみ(歩行中等の自動車事故も含む)

・弁護士費用特約
自動車事故(歩行中等の自動車事故も含む)を含む日常生活全般においての事故

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4.補償対象者の範囲

多くの保険会社の弁護士費用特約は、1つの契約で記名被保険者とその家族の車も補償します。具体的には、家族で複数台所有している車のうち、1台に弁護士費用特約が付帯されていれば、下記の方が他の車を運転する場合にも補償の対象となります。

【弁護士費用特約の補償対象者の範囲】
記名被保険者
記名被保険者の配偶者
記名被保険者または配偶者の同居の親族
記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子

よって、家族で複数台の車を所有している場合に、それぞれの車に弁護士費用特約をセットすると、補償が重複し、保険料のムダが発生する可能性があります。

しかし、ソニー損保の「自動車事故弁護士費用特約」は、契約車両乗車中の事故を補償するため、同居の家族等で複数台の車を所有している場合には、それぞれの契約に「自動車事故弁護士費用特約」を付帯する必要があります。

補償が重複するパターンの詳細については、下記記事をご参照下さい。
補償が重複するパターン

 

 

 

5.特約(オプション)か自動セットか?

多くの保険会社では、弁護士費用は特約(オプション)扱いで、契約者が契約時に特約を付帯するかしないかを決めますが、同特約が自動付帯の保険会社もあります。

例えば、イーデザイン損保は弁護士費用等補償保険として全ての契約に自動的に付いています。

弁護士費用特約は必要な補償だと思いますので、イーデザイン損保が弁護士費用特約を全ての自動車保険契約に自動付帯にしている点は評価できます。

 

 

 

まとめ

上記の通り、同じ弁護士費用特約でも保険会社によって補償される内容や補償対象者の範囲が異なる場合がありますので、その内容を理解し、契約して頂ければと思います。

 

No.266

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