新型肺炎(コロナウイルス)でマスクの品切れ続出|マスク転売は違法ではないのか?

2020年2月6日

新型肺炎(コロナウイルス)の感染拡大の影響で、全国的にマスク不足となっています。マスクを探して複数の店舗を回る方も多いようです。

マスク不足が深刻している中、マスクを買い占め転売する転売ヤーに批判が集まっています。このような状況の中で、マスクを買い占めて稼ごうとする転売ヤーに違法性はないのでしょうか?

そこで、今回は下記のポイントについて解説したいと思います。

  • 家庭用の使い捨てマスクの転売は違法ではないのか?
  • マスクの転売ヤーを取り締まれないのか?
  • マスクはどこで手に入るのか?
  • マスクの品薄状態はいつ解消できるのか?
  • そもそもマスクに新型肺炎(コロナウイルス)の予防効果はあるのか?
  • 新型肺炎に感染した場合、健康保険は使える?医療保険で保障される?

スポンサーリンク

1.マスクの転売は違法?転売ヤーの取り締まりは可能か?

入荷しては売り切れを繰り返すドラッグストアのマスクですが、転売を目的とした買い占めが横行しています。

ドラッグストアーや薬局、スーパーなどで売り切れが相次ぐ一方で、フリマアプリなどでは、高値での転売が相次ぎ、定価の54倍で販売されている事例もあるようです。

Twitter上でも下記のような反応があります。

 

命にもかかわる可能性もあるので、マスクを買い占める転売ヤーを取り締まって欲しいところではありますが、転売目的のマスク買い占めは、法律上の違法行為となるのでしょうか?

下記の記事にあるように、マスクの転売については、規制することが難しいようです。

転売問題に詳しい福井健策弁護士は「五輪チケットなど特定の商品に限り高額転売を禁止する法律が作られることはあるが、マスクの規制は難しい」と説明する。

ただ、病気の流行に便乗した買い占めや転売は悪質性が高いと指摘し、「店側が販売個数を制限したり、転売目的での販売を拒否したりするなど、対策を講じるべきだ」と話している。

(出典:時事ドットコムニュース

 

一方、マスクを買い占める転売ヤーだけでなく、転売の場として利用されるメルカリなどに対しても批判が集まっています。

消費者庁の伊藤明子長官も、「転売目的ではないかと思われる動きがあり、望ましくない」と述べ、フリーマーケットアプリを運営する企業に対応を要請する考えを示しています。


メルカリは転売ヤーを排除することができるのでしょうか?

メルカリでは、医薬品医療機器等法(薬機法)で禁止されている医薬品や医療機器の出品を禁止。だが、マスクは同法の対象に当たらず、本来は出品禁止物に含まれないという。

担当者は「法的ルールがない中で、どういう商品を転売してはいけないかを定めるのは非常に難しい」と話す。

(出典:ライブドアニュース

現状、マスクを転売している悪質な転売ヤーを排除することは、難しいようですが、2月4日付けで、『マスクの取引に関するご協力のお願い』と題して下記のようなお願いを出しています。

いつもご利用いただきありがとうございます。

昨今、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、マスクの需要が急激に高まり、日本全国でマスクが品薄状態になっております。

それに伴い、メルカリ上でもマスクの出品数・購入数が増加しております。

マスクは禁止出品物には該当しませんが、利用者の皆さまにおかれましては、社会通念上適切な範囲での出品・購入にご協力をお願いいたします。

また、お客さまのお取引の状況によっては、事務局から入手経路を確認させていただく場合や、商品の削除・利用制限等を行わせていただく場合もございます。

お客さまにメルカリを安心・安全にご利用いただくため、ご理解とご協力をお願いできますと幸いです。

今後ともメルカリをよろしくお願いいたします。

(出典:mercariからのお知らせ

スポンサーリンク

上記の通り、マスクは出品禁止物には該当しませんが、取引状況によっては、商品の削除・利用制限等を行うようです。

メルカリには、毅然とした態度で転売ヤーに対応して欲しいと思います。

 

また、私たち一般消費者も悪質なマスク転売ヤーから、マスクを買わないことも重要です。需要があるから、悪質な転売ヤーが高値で供給することになります。

この後、解説しますが、新型肺炎の感染予防法はマスクだけではありません。よって、マスクを慌てて高値で買うことはありません。

 

 

2.マスクの品薄状態は、いつ解消するのか?

マスクを作る工場では、生産ラインを24時間フル稼働させるなどして増産に力を入れているようです。

しかし、国内での感染例が初めて確認された直後は受注が10倍に激増し、現在も2~3倍の受注があり、生産が追い付かない状態のようです。

「平時、中国からの輸入でのマスクの供給というのは大変多くございまして、これは現在止まっている状況でございます。今、国内でのメーカーについて、その増産要請を先月28日、厚生労働省および経済産業省から業界団体に行ったところでございます」(橋本岳 厚労副大臣)

橋本厚生労働副大臣はこのように述べ、品薄となっている家庭用マスクの増産を業界団体に要請し、現在は24時間態勢で生産が行われていると強調しました。

(出典:TBS NEWS)

上記の通り、平時は中国から多くのマスクを輸入している日本ですが、中国でもマスク不足となっているので、下記の通り、中国から日本へのマスクの輸入は止まっている状態です。

通常の100倍もの注文が殺到した大手メーカーのメディコムジャパン(神戸市)は、中国の工場で生産したマスクについて、地元当局の要請で同国内に優先的に出荷せざるを得ず、「日本まで十分に供給できる状態にない」と明かす。
(出典:時事ドットコムニュース

メディコムジャパン(神戸市)のHPを確認していみると、トップページの下記のようなお知らせが掲載されています。

【お知らせ】
現在新型コロナウィルス肺炎拡大による影響により、マスク製品の供給が追いつかない状況にございます。
誠に申し訳ございませんが、新規お客様からのご注文はお受け致しておりません。あらかじめご了承くださいませ。

(出典:メディコムジャパン

マスクの品薄状態の解消には、もう少し時間がかかりそうです。

 

 

3.マスクは手に入らない?買える店はないのか?

マスクは全く手に入らない状態なのでしょうか?どこに行けば、マスクは手に入るのでしょうか?

ドラッグストアーだけでなく、スーパーやコンビニでもマスクが売り切れる店舗が多いようですが、全くマスクが手に入らないというわけではないようです。

下図の通り、「めざましテレビ」が都内50店舗でマスクの在庫状況を調べたところ、19店舗で在庫があったそうです(2月3日時点)。全体の4割弱の店舗でマスクの在庫があるという結果になりました。

都内50店舗のマスク在庫状況(2020年2月3日時点)
(出典:FNN PRIME

一度、マスクの在庫がないことを確認した店舗でも、その後にマスクを入荷している可能性もあるので、複数店舗を回れば、マスクを手に入れることは不可能ではないようです。

Twitter上でもマスクが買えたというツイートが沢山存在します。

 

 

4.マスクに新型肺炎(コロナウイルス)の予防効果はあるのか?

さて、マスクの品薄状態に危機感を感じる方が多いのは、マスクをすることによって、新型肺炎(コロナウイルス)の感染予防が可能だと考えているからではないでしょうか。

実は、一般的に販売されているサージカルマスクには、完璧な感染予防効果は期待できないといわれています。マスクをしないよりはマシというレベルのようです。

一般的に販売されているサージカルマスクでは、空中に浮遊しているウイルス粒子の侵入を防ぐことはできないからです。

 

「N95」規格のマスクであれば、新型コロナウイルスの侵入は防げるのか?

では、下の画像にあるような「N95」規格のマスクであれば、新型コロナウイルスの侵入は防げるのでしょうか?


実は、「N95」規格のマスクであっても、新型コロナウイルスの侵入を完全に防ぐことはできません。

「N95」規格のマスクは、0.3マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1メートル)の粒子を防ぐことができますが、ウイルスの大きさは0.1~0.2マイクロメートルと、0.3マイクロメートルより小さいので「N95」規格のマスクでも通り抜ける可能性があります。

マスクの着用は、予防というよりも他人への感染を防ぐものと考えた方がいいようです。せきやくしゃみが出ている人が回りの方にその飛沫をまき散らさないためにマスクを使うということがメインとなります。

スポンサーリンク

 

新型肺炎の感染予防には、手洗いが効果的

新型肺炎(コロナウイルス)の感染経路は、飛沫感染と接触感染です。空気感染はしません。

よって、マスクよりも感染予防に効果が高いのが手洗いです。外出先から帰宅したら、すぐに石鹸を使ってよく手を洗うことが重要です。

手洗いの時間は30秒が目安のようです。

 

手を洗う前に顔や室内のあちこちを触ると、電車のつり革などで手に付着したウイルスを自宅の中でまき散らすことになります。

また、今回の新型コロナウイルス感染症は、風邪やSARS、MERSと同様に、下痢をするのが特徴です。

よって患者が使用したトイレはもちろん、不特定多数の人が使用する施設のトイレなどを利用したら、入念に手を洗うことを心がける必要があります。

トイレの後は、2回手を洗うことが効果的のようです。

 

 

5.新型肺炎に感染したら、健康保険は使える?医療保険で保障される?

新型肺炎に感染した場合、公的医療保険を使って治療を受けることができます。

新型肺炎(コロナウイルス)は、「指定感染症」に指定されているので、都道府県知事が必要と判断した場合、入院の勧告・措置をとることがあります。

勧告で入院すると、医療費の自己負担分が公費で賄われます

 

また、新型肺炎で入院した場合、医療保険で保障されます。入院日数分(免責期間除く)の入院給付金を受け取ることが可能です。

詳細は、下記記事をご参照ください。

新型肺炎(コロナウイルス)とは?|新型肺炎は保険で補償(保障)される?

スポンサーリンク