記名被保険者の年齢と免許の色で保険料が安くなる?

2018年9月22日

自動車保険は記名被保険者(主に車を使用する方)の年齢免許の色が非常に重要な保険料決定要因の1つです。この2つの要素に注目することで、保険料の節約ができることをご紹介しました。
記名被保険者を誰にする?
年齢条件が同じでも記名被保険者の年齢によって保険料が異なる?

夫婦で車を同程度利用する場合や同居の家族で利用頻度が同じ人が複数人いる場合は、誰を記名被保険者にするかで、自動車保険の保険料が年間数千円違ってくる可能性があります。

上記の記事では、記名被保険者の『免許の色』と『年齢』に別々に着目しましたが、今回は記名保険者の『年齢』と『免許の色』の組み合わせによる保険料差を事例を使ってご紹介します。

記名被保険者の『免許の色』と『年齢』のどちらかだけに注目してしまうと、より保険料を安くするチャンスを逃す可能性があります。

今回の記事を参考にして記名被保険者の『免許の色』と『年齢』をどのように組み合わせると保険料が安くできるかを解説しますので、自動車保険をより安くするための参考にして頂ければと思います。

まずは、復習で記名被保険者の免許の色と年齢での保険料が異なるポイントを説明したいと思います。

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1.記名被保険者の「免許の色」

免許証の色は「グリーン」、「ブルー」、「ゴールド」の3種類があり、その意味は下記の通りです。

グリーン
初めて運転免許を受ける新規取得者。
有効期間:3年

ブルー
継続して免許を受けている期間が5年以上、かつ3点以下の軽微な違反が1回のみの一般運転者又は、違反が複数回ある違反運転者、継続して免許を受けている期間が5年未満で、かつ違反や事故の有無が違反運転者講習の区分に該当しない初回更新者。
有効期間:3年若しくは5年

ゴールド
継続して免許を受けている期間が5年以上、かつ違反や怪我のある事故を起こしていない優良運転者。
有効期間:5年

免許証の色(グリーン・ブルー・ゴールド)

このうち、記名被保険者の免許証が優良運転者の証である「ゴールド」の場合、保険料の割引きがあります。割引率は保険会社によって異なり4~10%程度です。

また、免許証の色が「ブルー」と「グリーン」で保険料が同じ保険会社と「ブルー」と「グリーン」でも保険料に差が出る保険会社があります。つまり、下記2パターンの保険会社があります。

「ブルー」と「グリーン」の保険料が同じ保険会社
「ゴールド」<「ブルー」=「グリーン」

「ブルー」と「グリーン」で保険料に差がある保険会社
「ゴールド」<「ブルー」<「グリーン」

グリーン免許の保険料については、下記記事をご参照ください。
グリーン免許は自動車保険の保険料が高い?
バイク保険もグリーン免許の保険料は高い?

 

 

 

2.記名被保険者の「年齢」

記名被保険者が個人で、運転者の年齢条件が下記の条件の契約の場合は年齢条件とは別に記名被保険者の年齢に応じた料率区分(記名被保険者料率区分)が設けられています。

記名被保険者料率区分が適用される年齢条件

  • 26歳以上補償
  • 30歳以上補償
  • 35歳以上補償
年齢条件は設定年齢が上がることにより、保険料が安くなりますが、記名被保険者年齢別料率については、年齢が高齢になると保険料が上がります。

記名被保険者年齢別料率区分は下記の通りです。
年齢条件 記名被保険者年齢別料率区分
法人 個人
全年齢補償
21歳以上補償
26歳以上補償

30歳以上補償

35歳以上補償
29歳以下
30歳~39歳
40歳~49歳
50歳~59歳
60歳~69歳
70歳以上
 

 

 

3.記名被保険者の「年齢」と「免許の色」を加味した自動車保険試算例


記名被保険者の「年齢」と「免許の色」を加味し、東京海上日動のトータルアシストで実際に試算してみました。

 

【試算条件】
商品:トータルアシスト
自動車:自家用軽四輪
使用目的:日常・レジャー
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:3,000万円
車両保険金額:100万円(一般条件) 免責0-10万円
等級:14等級
事故有等級適用期間:0年
年齢条件:35歳以上


記名被保険者年齢 ゴールド免許 ブルー免許
29歳以下 67,180円 74,240円
30~39歳 65,250円 72,080円
40~49歳 64,780円 71,560円
50~59歳 65,240円 72,070円
60~69歳 68,490円 75,680円
70歳以上 72,200円 79,810円
上記の通り、年齢条件が同じ「35歳以上補償」でも、記名被保険者の年齢によって、保険料に差が出ます。例えば、一番保険料が安い記名被保険者が40代の場合と記名被保険者が70歳以上では、年間約8,000円も保険料が異なります。

 

 

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4.夫婦で年齢が近い場合でも保険料が異なる場合あり


夫婦の年齢差が近くて、契約の車を同程度利用する場合、どちらを記名被保険者にしても保険料は変わらないと思っている方が多いと思いますが、上記の試算を確認すると分かる通り、1歳違うだけで、年間で約3,000円以上も異なる可能性があります。

例えば、下記のような夫婦の場合、妻を記名被保険者にすることにより約3,600円も保険料を安くできます。

・夫:60歳(免許:ブルー) ⇒ 年間保険料:75,680円
・妻:59歳(免許:ブルー) ⇒ 年間保険料:72,070円


 

 

5.80歳を超える人でも「免許の色」がゴールドであれば・・・


年齢だけでなく、免許の色にも注目することが重要です。

80歳の人と29歳の人が居れば、29歳の人の方が保険料は安くなると思ってしまう可能性があります。

しかし、今回の事例では、下記のような家族の場合、29歳のブルー免許の孫よりも80歳を超えるゴールド免許の祖父の方が保険料が年間2,000円以上安くなるという結果になります。

・祖父:80歳(免許:ゴールド) ⇒ 年間保険料:72,200円
・孫:29歳(免許:ブルー)   ⇒ 年間保険料:74,240円


 

 

6.記名被保険者を変更ても等級(割増引)は引き継げるのか?

仮に記名被保険者を夫から妻に変更した場合、自動車保険の等級(割引)はどうなるのでしょうか?

自動車保険の等級(割引)は下記の方に引き継げます。下記以外の方に記名被保険者を変更した場合には、等級は引き継げません。

等級が引き継げない方に記名被保険者を変更した場合、等級は6等級に戻ってしまい、保険料の割引率が大幅に下がってしまうことがあります。

ノンフリート等級が引き継げる範囲

  1. 記名被保険者の配偶者
  2. 記名被保険者の同居の親族
  3. 記名被保険者の配偶者の同居の親族
上記事例で、夫から妻に記名被保険者を変更した場合でもノンフリート等級(割引)は引き継げます。

ノンフリート等級の引継ぎについては、下記記事で詳細に解説していますので、ご参照ください。
自動車保険の等級(割引)を知人に譲ることができるか?

 

 

 

まとめ


記名被保険者はあくまで契約の車の使用頻度が一番高い人を設定します。

保険料が安くなるからとほとんど車を使わない人を記名被保険者にすると、告知義務違反となり、事故の際に補償されない場合や契約を解除される可能性もありますので、ご注意ください。

 

保険料は年齢、免許の色以外の条件でも異なるので、机上で考えても一番保険料が安くなるパターンの結論は出ません。

保険会社によっても保険料は異なるので、無料一括見積りサービスで色々な条件、色々な保険会社で試算してみるのも1つの節約方法です。保険料の比較には、複数社の見積もりを比較できる下記の一括見積もりサービス(無料)をご利用ください。

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最終更新日:2018年9月22日
No.164

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