車によって自動車保険の保険料が違う!?

2017年12月28日

全く同じ補償内容でも車によって自動車保険の保険料が異なる場合があることをご存知でしょうか?

なぜ、同じ補償内容にも関わらず車種によって保険料が異なることがあるのでしょうか。今回は、車によって自動車保険の保険料が異なる仕組みをご紹介します。



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1.なぜ、車によって保険料が異なるのか?

車によって保険料が異なる理由は「型式別料率クラス」があるからです。

自家用普通乗用車と自家用小型乗用車は型式毎に料率クラスが設定されているので、補償内容等の試算条件が全く同じでも、車(型式)によって保険料が異なることがあります。

例えば、日産GT-R(型式:R35)と日産ノート(型式:NE12)では等級や補償内容が同じでも保険料は異なります。

一方、自家用軽四輪乗用車等は料率クラスがないので、補償内容が同じであれば、車(型式)による保険料の違いはありません。例えば、軽自動車のズズキのワゴンRとアルトでは、同じ補償内容であれば保険料も同じです(新車割引等の条件を除く)。

※型式とは、道路運送車両法に基づき、国土交通大臣が構造、装置および性能が同一な自動車に対して指定する分類指標のことで、自動車検査証(車検証)に記載されています。同じ車種でも下記事例のようにタイプや年式によって型式は異なる場合があります。

例)ホンダ「フィット」の型式:GE6、GE7、GP5、GP6 等


 

 

 

2.型式別料率クラスとは?

では、「型式別料率クラス」とはどのようなものでしょうか?

前述の通り、「型式別料率クラス」は自家用普通乗用車、自家用小型乗用車について型式毎に設定された保険料率です。自家用軽四輪乗用車、自家用軽四輪貨物車、自家用小型貨物車等には型式別料率クラスは設定されていません。また、バイク(二輪車)や原付(原動機付自転車)にも型式別料率クラスは設定されていませんので、車種によって保険料が変わることはありません。

クラスは保険種類(対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害補償保険・搭乗者傷害保険、車両保険)毎に定められていて、クラスは1~9の9段階です。型式別料率クラスは車種(型式)ごとの事故実績を反映しています。

最も事故実績が低い1クラスが最も保険料が安く、最も事故実績が高い9クラスが最も保険料が高くなります。

尚、「型式別料率クラス」は損害保険料率算出機構が決定したものを参考純率として各保険会社で利用しています。


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3.料率クラスはどのように決まる?

「型式別料率クラス」は直近の事故発生状況を反映し、より適正かつ公平な保険料負担とするため、毎年1回、1月1日付けで損害保険料率算出機構にて見直しを行います。

事故の少ない型式は1クラス低いクラスへ、事故の多い型式は1クラス高いクラスへ変更します。
従って、クラスが変更された型式の車の継続契約では、契約の事故の有無に関わらず、保険料が変更となります。

クラスが変更となる補償の種類や数により異なりますが、最大で約20%の保険料アップまたはダウンとなります。

事故等で自動車保険を使用していないのに翌年の保険料が上がることがありますが、その原因の1つに「型式別料率クラス」の見直しによる保険料UPの可能性があります。

型式別料率クラス
(損害保険料率算出機構HPより抜粋)
 

 

 

4.料率クラスの例

ここで、料率クラスの例をご紹介したいと思います。


 

日産GT-R(型式:R35)
車両:8 対人:4 対物:3 傷害:5

 

日産ノート(型式:NE12)
車両:4 対人:4 対物:5 傷害:4

上記のように型式毎に料率クラスが決まっています。(平成27年6月現在)


上記2車種を比較するとGT-Rの方が車両保険の保険金支払いが多いため、料率クラスが高くなっています。よって、車両保険の保険金額が同じであれば、GT-Rの方が保険料が高くなります。

高級車やスポーツカーは盗難によって車両保険の支払いが多くなったり、事故の際の修理費が高額になる傾向があるので、車両保険の料率クラスは高くなっています。


 

 

 

まとめ

自動車保険も自動車を所有する際に大きなコストになりますので、購入する際に料率クラスも参考にしてみてはいかがでしょうか?


 
最終更新日:2017年6月8日
No.51

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