保険金・給付金請求権に時効や期限はあるのか?

2017年12月28日

「保険金の請求に時効はあるのか?」や「給付金はいつまでに請求すればいいのか?」というご質問をよく頂きます。保険金の請求権に時効はあるのでしょうか?何年経ったら保険金は請求できなくなるのでしょうか?

今回は、保険金・給付金請求についての期限や保険金・給付金などの請求漏れに気付いた時の対処法についてご紹介します。


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1.保険金請求権の時効は3年

生命保険や損害保険の保険金や給付金の請求権は3年間で時効となり、消滅します。保険法95条に保険金を請求する権利は3年間で時効によって消滅するとなっています。

保険法 第95条(消滅時効)
保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第63条又は第92条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、3年間行わないときは、時効によって消滅する。【強行規定】

一般的に、保険事故から相当の時間が経過すると事故の調査などが困難となり、適正・迅速な保険金支払いができなくなる可能性あります。

そのため、保険会社の保険金支払義務は、3年を経過すると、時効によって消滅するとされています。

保険金とは?
被保険者(保障の対象者)が死亡・高度障害状態のとき、または満期まで生存したときなどに生命保険会社から支払われるお金のことです。

死亡保険金、高度障害保険金、満期保険金などがあります。

給付金とは?
被保険者(保障の対象者)が入院したときや手術をしたときなどに、生命保険会社から支払われるお金のことです。

入院給付金、通院給付金、手術給付金などがあります。

 

 

 

2.自賠責保険の請求権の時効も3年

自賠責保険についても、加害者請求、被害者請求ともに3年で時効となります。

加害者請求の場合は、保険法第95条の規定が適用され、保険金の請求は加害者が被害者に損害賠償金を支払った日から3年で時効となります。

被害者請求の場合は、自動車損害賠償保障法第19条の規定が適用され、損害賠償額の請求は事故の発生日から3年(ただし、死亡の場合は死亡日から3年、後遺障害の場合は症状固定日から3年)で時効となります。

自動車損害賠償保障法 第19条(時効)
第16条第1項(被害者請求)及び第17条第1項(被害者に対する仮渡金)の規定による請求権は、3年を経過したときは、時効によって消滅する。

自賠責保険についての詳細は下記記事をご参照ください。
自賠責保険を正しく理解していますか?
自賠責に加入していないと発生する4つの問題点
ひき逃げや無保険車の事故は保障される?

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3.3年を経過しても・・・

保険金・給付金等の請求を忘れていて、3年が経過していたとしても諦めずに保険会社に問い合わせをしてみてください。

生命保険会社のHPには、時効は3年という記載はありますが、3年を経過した際には問合せ窓口に連絡してくださいという注意書きがあります。
オリックス生命 よくある質問

保険金や入院給付金等の請求を忘れて、何年経過していても診断者などの書類さえ調えば保険金・給付金を支払う保険会社もありますので、まずは、保険会社に問い合わせてみてください。

 

 

 

まとめ

わざわざ保険金や給付金の請求を遅らす方はいないと思いますが、請求を失念することもあると思いますので、保険金や給付金の請求は速やかに行うことをお勧めします。

また、時効の3年を過ぎていても保険金・給付金が支払われる可能性はゼロではありません。保険金や給付金等の請求忘れがあったとしても、時効だとご自身で判断することなく、保険会社に問い合わせてみてください。

最終更新日:2017年11月19日
No.97

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