自動車、火災保険等にセットできる自転車事故の補償(個人賠償責任補償特約)の比較まとめ

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自転車事故による高額な賠償事例があり、自転車保険が話題になっていますが、自転車保険とは、個人賠償責任保険と傷害保険がセットになった商品です。

今、話題になっている高額賠償事例のような相手のケガや障害などに対する賠償請求を補償する保険は、個人賠償責任保険です。

以前にもご紹介しましたが、わざわざ自転車保険に加入しなくても自動車保険や火災保険の特約で個人賠償責任補償をセットすれば、自転車事故の際の相手への賠償は補償されます。


自転車保険に関しては下記記事もご参照ください。
自転車保険加入前に確認すべき6つのポイント
個人賠償責任保険とは?
自転車保険はTSマークの補償で充分か?

 

自動車保険、火災保険は多くの方が加入していると思います。今回は自動車、火災、傷害等の各種保険に付加できる個人賠償責任補償特約についてまとめてみました。

自転車保険加入の際にポイントとなるのは、保険金額(補償額)と示談交渉サービスの有無です。保険金額(補償額)と示談交渉サービスの有無は保険会社ごとに一様ではないので、自転車事故の補償をお考えの際には、今回のまとめ記事を参考にして頂ければと思います。


1.特約で付加できる個人賠償責任保険

特約で付帯できる個人賠償責任保険を自動車保険、火災保険、傷害保険の3種類でまとめてみました。保険金額(補償額)と示談交渉サービスの有無を保険会社ごとに比較して頂けるようにしています。


 

1)自動車保険

●セゾン自動車火災保険
「おとなの自動車保険」
個人賠償責任特約
・補償額:無制限
・示談交渉サービス:有り

●チューリッヒ
「スーパー自動車保険」
個人賠償責任補償特約(日本国内限定)
・補償額:3,000万円~1億円
・示談交渉サービス:無し

●ソニー損保
「自動車保険」
日常事故賠償責任補償特約
・補償額:5,000万円
・示談交渉サービス:無し

●イーデザイン損保
「自動車保険」
個人賠償責任補償の特約なし

●アクサダイレクト
「自動車保険」
ファミリープラス
・補償額:3,000万円
・示談交渉サービス:あり

●損保ジャパン日本興亜
「THEクルマの保険」
個人賠償責任特約
・補償額:無制限
・示談交渉サービス:あり

●三井住友海上
「GKクルマの保険」
日常生活賠償特約
・補償額:無制限
・示談交渉サービス:あり

●東京海上日動
「トータルアシスト自動車保険」
個人賠償責任補償特約
・補償額:無制限
・示談交渉サービス:あり

 

2)火災保険

●三井住友海上
「GKすまいの保険」
日常生活賠償特約(日本国内のみ)
・補償額:1億円
・示談交渉サービス:あり

●損保ジャパン日本興亜
「THEすまいの保険」
個人賠償責任特約
・補償額:1,000万円~1億円
・示談交渉サービス:あり

●東京海上日動
「トータルアシストすまいの保険」
個人賠償責任補償特約
・補償額:1億円、無制限
・示談交渉サービス:あり

 

3)傷害保険

●東京海上日動
「トータルアシストからだの保険」
個人賠償責任補償特約
・補償額:1億円、無制限
・示談交渉サービス:あり

東京海上日動等の大手損保会社の自動車保険に加入しているのであれば、自転車保険に加入するよりも個人賠償責任補償特約を付加するほうがお得です。保険金額(補償額)は無制限で示談交渉サービスも付いています。

但し、ダイレクト(通販)型自動車保険の特約では補償額が無制限ではなかったり、示談交渉サービスが付いていない保険会社がありますので注意が必要です。
また、驚いたのですが、イーデザイン損保には個人賠償責任補償の特約自体がありません。

自転車事故による1億円近い賠償事例があるため、個人賠償責任補償特約の補償額は最低1億円、できれば無制限の方が安心です。また、示談交渉サービスがなければ、被害者との示談交渉は自分で行うか弁護士に依頼する必要がありますので、示談交渉サービスは必須でしょう。

尚、自動車保険に加入していないのであれば、火災保険の特約で付加する方がいいでしょう。以前は、火災保険の個人賠償責任補償特約には示談交渉サービスが付いていませんでしたが、最近の大手保険会社の火災保険の特約には示談交渉サービスが付いています。


 

 

 

2.特約の保険料は?

個人賠償責任補償特約の保険料はどの程度なのかを試算してみました。今回は東京海上日動の自動車保険、火災保険、傷害保険を例に試算しています。


 

1)自動車保険

「トータルアシスト自動車保険」
個人賠償責任補償特約
特約保険料:1,530円(年額)

年齢条件を変えたり、用途車種を変えたり色々な条件で試算してみましたが、個人賠償責任補償特約の保険料は一律1,530円です。条件によって特約の保険料が変わることはありません。

他の大手の損保各社の特約保険料も同程度だと思います。

 

2)火災保険

「トータルアシストすまいの保険」
個人賠償責任補償特約
特約保険料
・無制限:1,530円
・1億円:1,360円

火災保険の特約の場合は、補償額が1億円と無制限から選択可能で、保険料は上記の通りです。

火災保険の場合も物件の種類等、他の条件が変わっても個人賠償責任補償特約の保険料は一律で、上記の金額です。

 

3)傷害保険

「トータルアシストからだの保険」
個人賠償責任補償特約
特約保険料
・無制限:1,530円
・1億円:1,360円

傷害保険の場合も、補償額が1億円と無制限から選択可能で、保険料は上記の通りです。

傷害保険の場合も補償内容等の他の条件が変わっても個人賠償責任補償特約の保険料は一律で、上記の金額です。

 

 

 

3.自転車保険は保険料が高い?

自動車、火災、傷害等の保険に加入していない場合は、自転車保険への加入を検討することになると思いすが、冒頭でもご説明した通り、自転車保険には基本的に傷害保険がセットになっています。

例えば、au損保の自転車保険「あうて ケガの保険Bycle」は、最も安いプランの「ブロンズ本人タイプ」で年間保険料が4,150円です。

au損保の場合は、傷害補償に加え自転車のロードサービスまで付いているので、自動車や火災等の各種保険に特約をセットする場合に比べてどうしても保険料が高くなります。


 

 

 

まとめ

相手への賠償だけに補償を絞るのであれば、自転車保険に加入するよりも自動車保険や火災保険に特約として個人賠償責任補償特約をセットする方がいいでしょう。

また、補償の範囲は下記の通り、記名被保険者とその家族(別居の未婚の子を含む)なので、親が自動車保険で個人賠償責任補償特約を付ければ、子供が別で自転車保険に加入する必要はありません。

■個人賠償責任補償特約の補償対象範囲
1.記名被保険者
2.記名被保険者の配偶者
3.記名被保険者または配偶者の同居の親族
4.記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子

個人賠償責任保険に2重で加入しても保険金が2重で支払われるわけではないので、2重加入は保険料のムダになる可能性があります。補償対象者の範囲を確認し補償の重複にはご注意ください。

個人賠償責任保険は補償が重複し易い補償なので特に注意が必要です。補償の重複についての詳細は下記記事をご参照ください。
補償が重複しやすい4つのパターン


 

No.128

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