人身傷害保険を付けるとバイク保険は高くなる!?

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先日、「バイク保険に人身傷害保険を付けたいが保険料が高くなるが、どうしたらいいか?」との質問を頂きました。人身傷害保険“あり”と“なし”ではどの程度保険料が異なるのでしょうか。

また、人身傷害保険を付帯(セット)したバイク保険の保険料が少しでも安くなる方法を考えてみたいと思います。


1.人身傷害保険とは?

まずは人身傷害保険について簡単にご説明したいと思います。

人身傷害保険とは、事故により運転者や同乗者が死傷した場合に、その過失割合(責任割合)にかかわらず、保険金額を限度に被る損害の実際の損害額(治療費、休業損害、逸失利益、及び精神的損害等)に対して保険金が支払われる補償です。
人身傷害保険について抑えておくべき6つのポイント

人身傷害保険で支払われる保険金のイメージ図は、以下の通りです。
人身傷害保険の補償イメージ図 (セゾン自動車火災保険のHPより抜粋)
 

 

 

2.人身傷害保険「あり」と「なし」の比較

さて、バイク保険に人身傷害保険を付けた場合、どの程度、保険料が高くなるでしょうか?大手損保会社のバイク保険に人身傷害保険を付けた場合と付けない場合との比較は以下のようになります。

 

【試算条件】
自動車:自家用二輪自動車(250cc超)
等級:14等級
事故有係数適用期間:0年
対人:無制限
対物:無制限
年齢条件:26歳以上
記名被保険者年齢:30歳


1)人身傷害保険“あり”の場合

上記条件で人身傷害保険ありの場合は、下記のような試算結果になります。

人身傷害保険:3,000万円(搭乗中のみ補償)
年間保険料:33,130円


2)人身傷害保険“なし”の場合

上記条件で人身傷害保険なしの場合は、下記のような試算結果になります。

人身傷害保険:なし
年間保険料:17,960円

人身傷害保険“あり”は“なし”に比べて保険料が約2倍になります。

ちなみに、上記条件で、契約車両が軽四輪乗用車の場合には、人身傷害保険“あり”が34,560円、人身傷害保険“なし”が32,330円となります。人身傷害保険“あり”と“なし”の保険料差は約2,000円です。

バイク保険の場合は人身傷害保険の“あり”、“なし”で大きく保険料に開きがあることが分かります。四輪車に比べて二輪車(バイク)の場合には、事故時のケガや死亡の確率(リスク)が高くなるので、人身傷害保険の保険料が高くなるのは容易に想像できます。

 

 

 

3.リスク細分型であれば・・・

自動車保険ではリスク細分型の商品が当たり前になってきているのですが、バイク保険でもリスク細分型の商品が販売されています。リスク細分型のバイク保険とは、免許の色や年間走行距離、使用目的等で保険料を細分化している商品です。リスク細分型の商品であれば、条件によっては、保険料を大きく節約することが可能です。
バイク保険もリスク細分型

ある通販(ダイレクト)型保険会社のバイク保険を下記条件で実際に試算してみました。

【試算条件】
免許色:ブルー
自動車:自家用二輪自動車(250cc超)
使用目的:日常・レジャー
等級:14等級
事故有係数適用期間:0年
対人:無制限
対物:無制限
搭乗者傷害:200万円
年齢条件:30歳以上
記名被保険者年齢:30歳
年間走行距離:3,000km以下
居住地域:神奈川県


1)人身傷害保険“あり”の場合

上記条件で人身傷害保険ありの場合は、下記のような試算結果になります。

人身傷害保険:3,000万円(搭乗中のみ補償)
年間保険料:27,860円(インターネット割引適用)


2)人身傷害保険“なし”の場合

上記条件で人身傷害保険なしの場合は、下記のような試算結果になります。

人身傷害保険:なし
年間保険料:16,340円(インターネット割引適用)

大手損保会社と比べて、人身傷害保険“あり”だと約5,000円の差が発生します。

上記条件でゴールド免許であれば、人身傷害保険“あり”が22,390円、人身傷害保険“なし”が14,500円です。更に大手損保会社のバイク保険との保険料差が広がります(大手損保会社のバイク保険にはゴールド免許割引がありません)。

 

 

 

4.一括見積もりで比較を

上記試算例の大手損保会社の場合、年間走行距離や免許の色、使用目的等は保険料に反映されません。

逆に上記試算例の通販(ダイレクト)型保険会社の場合、年間走行距離、免許の色、使用目的、居住地域等が保険料変動要素になります。条件によっては、代理店型(大手損保会社)のバイク保険に比べて通販(ダイレクト)型のバイク保険の方が大きく保険料が安くなる可能性があります。

保険会社によって保険料の変動要素が異なることがありますので、是非、一括見積もりで保険料の比較をしてみて頂ければと思います。
バイク保険見直し(無料一括見積もりサービス)

 

 

 

まとめ

バイク保険に人身傷害保険を付帯すると保険料が高くなることがご理解頂けたと思います。保険料という観点だけで考えるのであれば、リスク細分型の通販(ダイレクト)型バイク保険の方が保険料が安くなる可能性があります。サービス内容等と保険料を考慮のうえ、代理店型のバイク保険にするのか、通販(ダイレクト)型のバイク保険にするのかを検討して頂ければと思います。

尚、人身傷害保険の保険金額(保障額)の決め方については、下記記事を参考にして頂ければと思います。
人身傷害保険の保険金額(補償額)は3,000万円で充分か?
 
最終更新日:2017年8月31日
No.198

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2016年6月3日 | カテゴリー : バイク保険 | 投稿者 : 保険FP