カテゴリー
生命保険

生命保険の満期(終わり)はいつ?|満期保険金はいつ受け取れる?

ご契約の生命保険の満期(終わり)を意識したことがるでしょうか?終身保険等の一生涯保障の続く終身保障の商品でない限りどこかで保険契約は満了し、保障がなくなります。

自動車保険や火災保険などの損害保険であれば、基本的に1年契約で満期更改手続きが必要なので、自然と保険の終期を意識します。

しかし、生命保険は短くても10年程度の期間を契約します。長い契約だと、保険期間が数十年にもなるので、契約の満期(終わり)を意識することが少ないのではないでしょうか?

例えば、30歳で定期保険に加入して、60歳満期の場合は、いつ保険契約が満了するのでしょうか?

生命保険は保障内容も大切ですが、いつまで保障されるかという保険期間も重要です。

定期保険や養老保険等に加入している方は、今回の記事を参考にご契約の生命保険の保険期間が、保障の必要な期間と合致しているかを確認して頂ければと思います。

1.生命保険の満期とは?

生命保険の満期とは保険期間が満了(終了)するという意味です。但し、10年定期等の「更新型」の契約の場合には、原則満期とともに契約は自動更新されます。

 

生命保険の保障は満期まで

生命保険の契約は満期になると終了します。満期で生命保険契約は終了するので、保障も満期とともに終了します。

定期保険等の掛け捨てタイプの契約であれば、満期まで契約を継続した場合には、解約返戻金は0(ゼロ)となり、満期保険金は一切ありません。

但し、保険期間の途中で解約した場合には、多少の解約返戻金が受け取れます(解約返戻金が全く無い無解約返戻金タイプの定期保険もあります)。

一方、養老保険の場合には満期がくれば、保険金額と同額の満期保険金が受け取れます

 

満期保険金はいつ受け取れる?

満期保険金はいつ受け取れるのでしょうか?

養老保険などの満期保険金がある契約の場合、満期日の2ヶ月程度前に保険会社から満期案内が届きます。その満期案内の中に請求書がありますので、期限内に請求書を保険会社に返送すれば、満期日に満期保険金が指定した口座に振り込まれます。

ただし、満期日が土日祝日の場合は、翌営業日の振り込みとなります。

 

 

 

2.生命保険の満期は誕生日の前日ではない!?

さて、例えば、60歳満期の生命保険契約の場合、60歳までの間は保障が続くのでしょうか?

60歳満期と聞くと、60歳である間は保障が続く、つまり、61歳の誕生日の直前まで保障が続くと勘違いされている方が多いのですが、実は、60歳満期の場合の保険の満了する日は、60歳になって最初に到来する契約応当日の前日です。

 

 

 

3.契約応当日とは?

では、契約応当日とはいつでしょうか?契約応当日とは、生命保険の契約期間中に毎年迎える契約日に対応する日のことです。

例えば、契約日がある年の2月1日であれば、毎年の2月1日が契約応当日になります。月単位・半年単位の契約応当日といった場合は、それぞれ各月・半年ごとの契約日に対応する日を指します。

スポンサーリンク

 

 

 

4.生命保険の満期日は〇歳の契約応当日の前日

生命保険契約が満了する日に話を戻すと、下記契約例の場合の保険契約の満了日は、60歳になる年の契約応答日の前日である1月31日になります。

契約例
契約時年齢:30歳
保険期間:60歳満了
誕生日:1月1日
契約日:2月1日

図で表すと下図のようになります。
生命保険の満期

先述の通り、10年定期等の年満了の場合は、10年後等の契約応当日の前日に契約が満了しますが、更新型の場合には原則、契約が自動更新されるので、更新可能な年齢まで保障が続きます。
定期保険の自動更新とは?
更新型と全期型はどちらがお得?

 

 

 

5.生命保険の満期日の確認は重要

誕生日直前まで保障があると思っていたら契約応当日の前日までだったということで、必要だと思っていた保障期間に対して保険期間が少し短いということが発生する可能性があります。

ご加入の生命保険の保障がいつまで続くかを一度、確認されてはいかがでしょうか?

例えば、上図のように誕生日が1月1日、契約日が2月1日の場合、満期の年齢の誕生日後、1か月で保険契約が満了し、保障が無くなってしまいます。

保障期間が誕生日直前までと勘違いしていた場合と比べると、保障のない11か月間の空白が発生します。保障が必要な期間を保険期間が満たしているかを確認する必要があります

保険会社から定期的に送付される「契約内容の確認」には、契約日や満期日、自動更新についても記載されていますので、ご確認頂ければと思います。

 

 

 

6.いつまで保険料を支払う必要があるかの確認も重要

保障がいつまで続くかと同様に、保険料の支払いをいつまでする必要があるのかの確認をすることもおすすめします。

例えば、終身保険で保険料の払込期間が65歳満了という契約があるとすると、月払保険料の払込は65歳の誕生日の前月までと勘違いされている方がいます。

しかし、保険料の払込についても65歳の契約応当日前月まで支払う必要があります(月払の場合)。

下記契約の場合、65歳になる年の11月まで保険料を支払う必要があります。つまり、65歳になってから11ヶ月間、保険料を支払うことになります。

契約例
契約時年齢:30歳
保険期間:終身
保険料払込期間:65歳満了
誕生日:1月1日
契約日:12月1日

 

 

 

まとめ

保険は加入してしまうと安心していつまで保障があるのかを忘れてしまう事があります。

いつまで保障が続くのかは、保障額(保険金額)や保障内容とともに重要なポイントなので、不安に思われる方はこの機会に確認されてはいかがでしょうか?気付いた時には保険の満期が過ぎていて、保障が切れていたということになると大変です。

保険証券の見方が分からない、どう見直したらいいかアドバイスが欲しいという場合には、FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談されてはいかがでしょうか?

下記ページから無料でFPに相談が可能です。
生命保険無料相談

最終更新日:2019年6月28日
No.251