おすすめできない自動車保険を安くする方法(節約法)

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自動車保険を安くする方法は色々とありますが、お勧めできない節約方法もあります。

今回はお勧めしない自動車保険の節約法をご紹介します。おすすめできない理由についても解説しますので、自動車保険の保険料節約時にお役立て頂ければと思います。



1.対物賠償責任保険の補償額引き下げ

「自動車保険の保険料が高いので、対物賠償責任保険の保険金額(補償額)を無制限から1,000万円に下げたい」というご相談をされる方がいます。

上記のような保険料節約方法はあまりお勧めできません。何故お勧めできないのか?理由はいくつあります。次項以降でご説明します。

対物賠償責任保険とは?
対物賠償責任保険とは、契約の自動車を運転中の事故などにより、他人の自動車や物を壊し、法律上の損害賠償責任を負った場合、保険金額を限度に保険金が支払われる。


 

 

 

2.保険料に大差は無い

対物賠償の補償額が『無制限』と『1,000万円』とでは保険料に大きな差が出るように思えますが、実は大して保険料は下がりません。

実際の試算例をご紹介します。

試算条件(平成27年5月時点)
自動車:自家用軽四輪乗用車
使用目的:日常・レジャー使用
免許色:ブルー
等級:14等級
事故有等級適用期間:0年
対人賠償:無制限
車両保険:一般車両 100万円 免責0-10万円
人身傷害保険:3,000万円
記名被保険者年齢:30~39歳
年齢条件:35歳以上補償

上記契約の対物賠償責任保険の保険金額(補償額)「無制限」と「1,000万円」の比較は下表の通りです。
対物賠償責任保険金額 年間保険料 差額
無制限 67,000円
1,000万円 66,490円 -510円

上記試算例での保険料差は、なんと年間510円でしかありません。


 

 

 

3.対物事故でも高額賠償の可能性あり

レアなケースではありますが、対物事故でも高額な賠償額を請求される事例が発生しています。高額賠償事例は下表の通りです。

対物賠償責任保険の保険金額が1,000万円だと下表のような事故には対応できません。

認定損害額 裁判所 被害物
1億3,580万円 東京 店舗
1億2,037万円 福岡 電車・家屋など
1億1,798万円 大阪 トレーラー

対物事故で2億を超える賠償事例も発生しています。
交通事故高額賠償判決例(物損事故) そんぽ24


事故起こした場合、「直接損害」と「間接損害」が発生し、そのどちらも請求されます。

例えば、営業中の店舗に突っ込む事故を起こしてしまった場合、店舗の修理費や商品や設備・什器の修理費という「直接損害」が発生するだけでなく、事故の影響により店舗を休業することになった場合、休業期間中の利益を失ってしまうという「間接損害」が発生します。事故を起こした加害者は、この「直接損害」と「間接損害」を賠償する義務が発生しますので、請求される賠償額が高額になる可能性があります。

 

 

 

3.示談交渉サービスが使えない

対物賠償を無制限にしない場合の3つの問題点』でもご紹介しましたが、自動車保険の示談交渉サービスは損害賠償額が保険金額を明らかに上回る場合、受けられなくなります。つまり、示談交渉は契約者が自ら行うか、弁護士に依頼する必要が発生します。

対物賠償の保険金額を1,000万円にして、高額な損害賠償額を請求された場合、補償が不足する部分は当然、自ら賠償する必要があり、尚且つ示談交渉も自分でしなければならないという事態になりかねません。

例えば、対物1,000万円の補償で1億円の賠償を求められる対物事故を起こした場合、自腹で9,000万円を賠償し、示談交渉も自ら行う必要があるということです。


 

 

 

4.節約コースが対物賠償「無制限」ではないことも

自動車保険の申込書に「おすすめコース」、「補償充実コース」、「節約コース」等、複数のパターンで見積もりが出ていることがあります。その中の「節約コース」の対物賠償責任保険の保険金額が無制限ではないパターンが含まれている事があります。

保険料を安くしたい一心で対物賠償責任保険が無制限ではない「節約コース」で契約されていた方から補償内容のご相談を受けたことがあります。

対物賠償責任保険を無制限から1,000万円等にするだけでは保険料はほとんど変わりませんが、その方の「節約コース」は対物賠償責任保険の保険金額を下げる以外にも補償が削られていて保険料が安くなっていました。

相談者の方には対物賠償責任保険を無制限にしても保険料はほとんど上がらないので、保険金額を無制限に変更するようにアドバイスさせて頂きました。

上記例のように保険料に目がいってしまうと、意識せず対物賠償責任保険の保険金額が無制限ではない契約をしている可能性もあります。


 

 

 

5.補償は削らず節約する

上記のように、保険料節減額に対してリスクが高すぎるので、対物賠償責任保険の補償額を下げることはおすすめできません。

ムダな補償は外し保険料を節約することも重要です。しかし、保険料ありきで補償を削って保険料を下げるのは得策ではありません。まずは、補償は極力減らさず、保険料を下げる方法を探すべきだと思います。

自動車保険の保険料をとにかく安くしたいと思うのであれば、やはり複数の保険会社の見積もりを取るべきです。

損害保険各社の自動車保険の保険料は、一様ではありません。同条件の補償内容でも年齢条件や年間走行距離等で保険会社ごとに保険料に差が出ています。

補償内容は変更せずに、契約している保険会社を変更するだけで保険料が削減できるケースもあります。


 

 

 

まとめ

複数社の見積もりをとることをおすすめしましたが、複数社の見積もりを取ることは面倒でもあります。通販型自動車保険会社のサイトでは見積りをすることができますが、1社ずつ車検証や保険証券の内容を入力して試算するのには時間がかかります。

そんな面倒を解消してくれるのが、自動車保険一括見積もりサイトです。

今では複数の自動車保険一括見積もりサービスが存在します。下記ページでお勧めの一括見積もりサイトをご紹介しています。当然どのサービスも無料で利用できます。
自動車保険見直し(無料一括見積もりサービス)


 
最終更新日:2017年8月22日
No.40

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2015年5月18日 | カテゴリー : 自動車保険 | 投稿者 : 保険FP